＜A Road to Kobutori　～　小太りへの道＞のハズだったのに…

晩夏の恒例行事、金沢まつり花火大会見物に行ってきました。

毎年、家族でこの時期の花火大会を見に行っています。
今日は朝からずっと小雨が降っていて、不安だったのですが、無事決行されました。

砂浜に敷いたレジャーシートで焼き鳥や焼きそばをつまみつつ、
打ち上げが始まるのを待つ時間も楽しみの一つ。
あいにくのお天気だったので、食べる楽しみはお預けにして、
今年は見ることに集中しました。

実は、最初の何分かは写真を撮ろうと頑張ったのですが、
やっぱり目で見る方が楽しくて、あきらめました。
海の上の大きな花火は、おなかに響く快音とともに、心にばっちり刻みました。



お天気のせいか、例年より観客が少なかったので、ゆったりと見ることができたのですが、
肌寒いくらいの気温もあいまって、ちょっと寂しい感じもしました。
いつもより拍手や歓声が少なかったかな？
それでも、すばらしく華やかな大玉のフィナーレの後は大きな喝采があがりました。

「ああ、夏が終わった。」と、夫。
二年前の花火大会は、夫が6回目の抗がん剤治療を終えて退院した翌日でした。
その頃には副作用がだんだん辛くなってきていて、ずいぶん無理をしたのだと思いますが、
レンタカーを手配して、自分で運転して、家族を花火大会に連れてきてくれました。
あと何回この人とこの花火を見ることができるのだろうかと、不安を抱えて見たあの日の花火は、
今夜と同じように美しかったはずなのに、あまり記憶にありません。

治療を終えて、ちょうど二年がたちました。
家族でこうして花火を見続けることができることの喜びを、かみしめています。
夫と息子たち、支えてくれた周囲の人に、心からの感謝を。
…言わないけどね（笑）。

子どもたちの夏休みもあと少し。
さあ、気持ちを切り替えて、頑張らなくちゃ。