sweet storm

2010/05/14(金)14:16

どんな姿でも

ももちゃんが実家に戻ってしまったので、 王さまの遺骨と二人の生活で、そろそろ寂しさも限界に来ました。 朝にはこちらでの用事が終わったので、本当は実家に戻りたいのですが、 遺骨を抱いて車を運転するわけにはいかないので、 父が会社から帰るのを待って一緒に戻らなくてはいけません。 早くももちゃんに会いたいなあ。 あの、のんきな食いしん坊の顔を見るとほっとするのだけど。 昨日の夜、ベッドに入って眠りかけた時、 なんとなく王さまがベッドで寝たいと言っているような気がして、 遺骨をベッドに置いて一緒に眠りました。 クイーンサイズのベッドなので、遺骨を横に置いても 私は気にせず眠る事が出来ます。 まだ、最愛の人を亡くしたことがない方や若い方からすると、 遺骨と同じベッドで、と気持ち悪く思う方もいらっしゃると思いますが、 自分の夫の骨だと思うと、本当に、生きているときと同じような感じで、 横にあろうが、抱きしめようが、全然気持ち悪くも不気味でもないです。 それどころか、日に日に愛しくなってしまって、 納骨の時、きっと悲しくて仕方ないだろうと思います。 お墓に入れないで!と叫ばないように気をつけなくては・・・。 王さまを火葬したときも、 火葬場のかまどの鍵を渡され、焼き終わった後、私だけが呼ばれて その鍵で扉を開けてもらい、王さまを確認してくださいと言われたのですが、 焼けて骨になってしまった王さまを見て、 あまりの変化に、最初、立っていられないくらいショックを受けましたが、 それと同時に愛しくて愛しくて抱きしめたくて仕方ありませんでした。 火葬場の方がいらっしゃらなかったら、 火傷をしてもいいから、触っていたかもしれません。 でも、すごく熱くて(笑)、まだ熱で赤い骨を抱きしめるのは無理だったでしょう。 本当に不思議です。 私は、今まで、死体を間近で見る機会が殆ど無く、 死んでしまえば、体は単なる入れ物で、全てが終わりだと思っていました。 でも、いざ大切な人が死ぬと、棺桶に入った王さまに何度も何度も触って、 頬ずりして、語りかけて・・・。 どんな姿になっても、愛しい人は愛しい人なんですね。 早く、成仏して心残りなく、穏やかに過ごして欲しいです。 私たちのそばにくるのは、成仏してからでいいです。 とにかく、まず王さまが幸せになってくれることを願います。

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