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カテゴリ:音楽芸能
今年も、見たり聞いたり、アンテナがさび付かないように ゆったりと楽しみながら過ごしたいと思います。
そんな時、いつも思い出すのは、詩人 茨木のり子さんの詩 『自分の感受性くらい』 ぱさぱさに乾いてゆく心を ひとのせいにはするな みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを 友人のせいにはするな しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを 近親のせいにはするな なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを 暮しのせいにはするな そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を 時代のせいにはするな わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性ぐらい 自分で守れ ばかものよ
昨日は寄席とピアノコンサート、ダブルで楽しみました。 初わらい&感動のステージでした。 梅田,太融寺では、ごひいき、桂千朝師匠の < 第68回 千朝落語を聴く会 > メリハリがきいた言葉は、何度聴いても 他の落語家さんの追随を許しません。 蔵丁稚は真骨頂でした。
夜は番組ゲストにも出ていただいたピアニスト 香取由夏さんの 新春ピアノコンサートに出かけました。
ショパンプログラムの1曲目、目を瞑って聴いていると ハープが奏でられているような華麗な音色に 早くも涙目。
アンコール曲は、シューベルトのワルツ。
この曲は由夏さんも最近知った曲、とエピソードを。
ウイーンの丘を散歩中に出会ったおじいさんと言葉を交わすうち、 由夏さんがピアニストだと知って、「由夏、御願いがあります。 私のうちにきて、ピアノを弾いてほしい、アルバイトとして」 一人暮らしのおじいさんの家を訪れると、 何台もすばらしいピアノがあり、楽譜のコレクションもいっぱい。 その中から、おじいさんの希望で弾いた、 シューベルトのワルツを聴きながら、 おじいさんは涙を流していらしたそうです。 本当に美しい曲でした。
自分の感受性ぐらい、自分でまもれ 水やりを怠ることなく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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