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カテゴリ:アート
訪ねたのは、 芦屋川沿いの坂道を上がって、 小高い丘の上の森に囲まれた、瀟洒な建築「ヨドコウ迎賓館」。 ただいま雛人形の展示をしています。
この邸宅、元は桜正宗で有名な灘の酒造家、山邑家の別邸として アメリカの建築家、フランク・ロイド・ライトの設計で 1918年に建てられたものです。 F・L・ライトといえば、大正時代、帝国ホテルの設計者として名を馳せた アメリカの建築の巨匠。
阪急芦屋川駅から、ライト坂と親しまれている坂道を 芦屋川沿いにゆっくり上っていきます。 レンガ造りの洋館などを眺めながらさらに上がると 『重要文化財・ヨドコウ迎賓館』の銅版が見えました。
玄関までの、大谷石が積まれたなが~いアプローチを歩いて・・・
いよいよ<旧山邑家住宅>の見学
ライトの設計は、定規とコンパスを駆使して幾何学的な装飾を多用して います。
葉をモチーフにした飾り銅版が、ドアや壁面に数多く見られます。
壁面の天井近くから、明かりが取り込まれるよう、 小窓がずらっと並んで可愛らしい。
開放的なバルコニーからは、山も海も360度の視界。
和室では、雛人形、花嫁人形、花観人形が、お座敷いっぱいに 展示されていましたが、撮影禁止。 パンフレットでわかるように、百年経ったとは思えない、 美しいお人形です。建築主、山邑太左衛門の長女 雛子さんの誕生を祝って、京都の老舗人形店に 作らせたもの。 2年の歳月をかけて制作したお人形は、百年以上の 年月を経た今も、時代を超えた美しさをたたえていました。
雛人形の展示は4月1日までです。
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Last updated
2012.03.17 01:49:08
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