2023/10/29(日)18:47
桂もうで
きっぱりした爽やかな秋晴れの
土曜日、足取り軽く阪急京都線
桂駅に急ぎました。
桂離宮そばの〈下桂(しもかつら)
御霊神社〉の新しくなった能舞台で
奉納狂言を楽しむ日です。
楽しみ事があると、持病の
腰痛も忘れちゃうから不思議。
演じるのは茂山千五郎社中。
狂言師の重鎮、松本薫さんの
極上のスマイルと、松本薫門下の
塩路けい子さんの演技も楽しみ😍
お楽しみはランチのあとで、
まずは桂大橋のたもと、中村軒に
急ぎましょう。
あれにしようかこれにしようか、
迷ったけれどアレにしましょ。
絶品のにゅうめんをチョイス。
中村軒の創業は明治16年、
山陰街道にまだ2頭立ての馬車が
走っていたころ。
150年続く和菓子の老舗ですが、
ランチも美味しくて泣けちゃい
ます。おいしいお出汁は一滴残ら
ず飲み干すのがワタクシ流。
おくどさん(かまど)でクヌギの
薪を燃やして、銅製の釜でゆっくり
練り上げる餡の奥深さも語りだし
たら夜が更ける。
持ち帰り用に3つ選んだのは
①麦代餅(むぎてもち)と
② 織部薯蕷と③ 紫蘇もち。
俳人でもある女将さん(優江さん)
の俳句に『 麦代餅(むぎてもち)
間食(けんずい)といふ良き
言葉 』
というのがあります。
そのむかし、農繁期の田植えどきの
間食として現場に届けられ、
田植えの終い時期の半夏生の頃に、
餅2個と麦5合を物々交換した
ことから、"麦代餅" (むぎてもち)
の名前が生まれました。
帰宅後すぐに頂きました。おいしい
の最上級はなんという?
後を引くわ。10個でも食べられる😅。
あとのふたつは今日のおやつに、
友人と仲良く半分こして、秋の
昼下がりをお喋りしながら
まったりと過ごしました。
紫蘇もち。
こし餡を包んだ道明寺を紫蘇の葉で
くるんでます。紫蘇の葉ごといただく。
どっちも食べたいから半分こ。
織部薯蕷
織部の緑色を乗せて井桁もようの
粋なお饅頭。粒あんです。
あらら、下桂御霊神社での狂言の
レポートが時間切れ🤣となっち
ゃった😱
😭