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「夢を叶える」 2

「アルケミスト」という本の中で宝物を見つける為に旅に出た少年が無一文になって、クリスタル商人と出会い、お店で働くことになる所がある。いづみくんはその少年とクリスタル商人とのやり取りがスゴク好きだ。少年は旅の途中で持っていたお金を全部、盗まれたにも関わらず、旅を続ける為に、そのクリスタル商人のお店で働き始めるのだが１ヶ月働いてその仕事は「自分を幸せにしてくれる仕事ではない」という事に気付く。それでも少年はその店で働き続けた、「商人は小言ばかり言う年寄りではあったが少年を正当に扱ってくれた」からだ。ある日、少年は「クリスタルを並べる陳列棚を作らせて下さい。」と申し出る少年が陳列棚を作りたい理由は早く旅の資金を調達する事であり、「前兆に答える為」だったからだ。商人にとっては、少年がいること自体が良い前兆だったけれどクリスタル商人は変化を好まなかったのでスグには決断しなかった。少年は尚もクリスタル商人にこう言うのだ、「幸運が自分の側にある時は、それを利用しなくてはなりません。　そして、それが私たちを助けてくれてるうちに、できるだけの　ことを　しなくてはなりません。それを幸運の原則と呼びます。　　あるいは初心者のつきとも言います。」大抵のヒトは「夢を叶える為に」働いているのではないようです…。そして夢が叶う前と言うのは「暗闇」や「絶望」の淵に立たされてしまうので誰もが夢が叶うちょっと前で足がすくんで立ち止まってしまうのです。この少年のように「運命」を切り拓いて行かない限りは「夢」は永遠に「夢」でしかないのです。

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