フォーマと選挙

　８月１８日、夜は長井市の蕎麦処「かく長」（かくちょう）で携帯電話ドコモの講習集会に参加しました。

　友人の若大将と青大将にもお願いして一緒に参加してもらいました。

　会場には１０数人のひとが集まっていました。
　奥座敷に通されて、長机にはすでに富士通の「ＦＯＭＡらくらくホン２」という新機種のテレビ電話ができる携帯電話が置いてありました。

　ＮＴＴドコモ東北山形支店の方の挨拶もそこそこにドコモショップ長井店の若い女性社員から「ＦＯＭＡらくらくホン２」の操作を習いました。

　説明が始まるとみんなは早速テレビ電話の操作に夢中になりました。
　私と若大将はお互いにテレビ電話で話してみました。

　画面の動きがギクシャクして見えます。音声も若干遅れます。でも、楽しいですね。
　私はフォーマを持っている友人を思い出そうとしてもわかりません。息子がフォーマなのでテレビ電話で掛けるとなかなか出ません。自分の携帯でメールで事情を伝えると「電車の中」という返事でした。Ｍくんにもしてみようと電話番号を入れましたが、いまの時間は電話には出られないのでフォーマで私の写真を撮りフォーマで送信しました。仲間にも送ろうとしましたが、みんなのアドレスが長くってあきらめました。

　わいわいがやがやしているうちにあっという間の一時間でした。


（フォーマで撮影）

　第一部が終わると今度は恩師相澤嘉久治さんを囲んでの「ドコモ人間塾」となりました。参加者が自己紹介しました。地元の劇団の活動をしていた方、住職、市議など幅広くご活躍の方々ばかりです。８割の方は相澤さんと関係のある方ばかりです。

　相澤さんの話は参加者との思い出話が中心になりました。

　すると青大将は住職をつかまえて「青大将の人間塾」を始めてしまいました。ああ、かっこ悪いです。それも口調がだんだん相澤さんに似てきました。

　相澤さんを囲んでいた方たちもいつの間にか政局と選挙の話になっていました。
　相澤さんが今回の選挙の意義を述べました。

　私もみなさんのお話し合いを聞いていましたが、びっくりするほどどの候補者に対して手厳しいというか、評判がよろしくないのです。
　ここでは自民も民主も関係ないようです。利権がらみと政治家としての資質に疑問を持たれていることがわかります。

　候補者たちと距離を置いている市民ほどよくみているなあと感心しました。党が作った政策よりも、地元への利益誘導で地盤、看板、カバンが揃っていないと当選しない田舎の選挙構造です。

　でもそれも崩すだけの住民パワーはありません。それ以前に「ドッチラケ」な市民たちです。「国会」という茶番劇団を知っている市民たちのようです。

　蕎麦処「かく長」の板蕎麦が出てきました。みんなで美味しく頂きました。

　メールが届きました。
「なんで、緊張して撮れているの？」
　さきほど私が送った写真に対してのＭくんからの返事でした。

「この国の政治には情がなくなった……」
　と、ポツリと青大将が言いました。

　２００５年８月１９日記

　追記

　この会場でサカヰ写真館の隆さんとお会いしました。いつまでも若くかわらない隆さんでした。すばらしい写真を撮り続けていただきたいものです。
「ようこそサカヰ写真館のページへ」
「ようこそサカヰ写真館のページへ」をアクセスしてください。http://www.shashinkan.ne.jp/~sakai/

ドコモショップ長井店をアクセスしてください。http://www.docomo-iplaza.com/shop/nagai.html