マルメン農業記<春夏野菜編>13p
6月13日(土)曇り<授業内容>ナスの整枝 L 3本仕立てとする野菜の生育チャック L トマトは栄養過多、小松菜は害虫(アブラムシ)被害ナスの苗が高さ40cm程度まで成長したら、一番花が付いた枝(主枝)とそのすぐ下2つのわき芽(側枝)を残し、それより下のわき芽をすべて摘み取る。向かって右の主枝に一番花が咲いている一番花を見落としても、V字になっている側枝(主枝とわき芽)とそのすぐ下の枝(わき芽)を残し、3本仕立てとすることも可能。V字部位の枝とそのすぐ下の枝を残す大きくなっても主枝と2つのわき芽(側枝)がわかるように麻糸で印をつけておく。麻糸で印をつけておくと後で見分けやすい整枝後は他の野菜の生育チャック(6月13日時点)。生育が芳しくない野菜 → トマト、ミニトマト、小松菜トマト、ミニトマトは栄養過多(窒素過多)気味で、去年同様に茎が太く葉が生い茂り、更に葉色が濃く葉面に凹凸ができ内側に巻いている。5/9の定植から約1ヶ月後のトマト2週間ほど前に施した追肥も原因の一つだろうが、元肥が多いのが栄養過多(過剰肥料)の原因だと考えられる。ちなみに1本仕立てのミニトマトも近い症状だが、栄養が分散されている2本仕立てのミニトマトは比較的正常に生育しているように見受けられる。栄養過多気味のミニトマトトマトは吸肥力が強く、土中の肥料をどんどん吸収するため、茎が12mm以上になると、果実のつきが悪くなり病害虫発生の原因となる。茎の太さは8-10mm程度で、一見痩せてみえる程度が理想。ちなみにトマトの肥料過多を『トマトがあばれてくる』というようだ。続いて小松菜だが、害虫被害がすさまじい。害虫被害を被る小松菜害虫に狙われやすいアブラナ科のため仕方ないことではあるが、春から秋の暖かい時期に被害が多発するため、今後作付けする時は、寒冷紗をかけて卵を産み付けられないよう対策をとる必要がある。好物の小松菜をほほばるキスジノミハムシ順調に生育する野菜 → ネギ、オクラ、玉レタス、サニーレタス、キャベツ、三度豆、トウモロコシ、ピーマン1回目の作付け(4/28)ではほぼ全滅であったが、再作付け(5/9)を施してから約1ヶ月、順調に生育してくれている。順調に生育するネギオクラも定植当初(5/9)は根着きが悪く、1株1、2本の苗がダメになってしまったが、残った苗は害虫が多く見受けられるものの元気に生育している。元気に生育するオクラ続いて、玉レタスとサニーレタス。玉レタスは梅雨の影響を大きく受けるため、ほったらかして収穫時期を逸してしまうと葉が腐ってしまう。食べごろの玉レタス今年はわらを根本に敷きつめたため、泥の跳ね返りは去年と比較し少なかったものの、一部腐りかけていたものも見受けられた。まだまだ旬のサニーレタスキャベツはオクラ同様害虫のターゲット野菜のため、指導員の指示のもと少量の農薬を散布。害虫が好物とするキャベツ三度豆は支柱の先端までつるが伸びたころに摘心し、側枝の発生を促す。実をつけはじめる三度豆トウモロコシは雌穂の髭が少し茶色くなったのが見られるが、4/18に播種してから全て順調。スイートコーンも取れ始めた。順風のトウモロコシマルメン農業記<春夏野菜編>14pへ続く