花びらの数と同じだけ

Apr 3, 2006

(15)

テーマ：花見(122)

カテゴリ：ぼちぼち

お天気の良い朝、花粉に耐えながら
U便局から帰る途中、ふと見上げると。

　山、まっぴんく。
いつもと違う道を使ったら、染井吉野が満開なのを知りました。
うちの1つ向こうの山なので、普段は、そこが桜山なのを忘れてる
というか、咲くまで全然気がつかないのね(^^;)

20年近く住んでいるのに、桜山を忘れ果てている日常って
ものすごく淋しいというか、余裕のなさを痛感する春です。

上の写真は立入禁止区域や私有地だったりするのですが
向かいにもう1つ、桜山（と言っても標高100m足らず）があって
頂上は公園になっているのを、今年初めて知りました（爆）

時間もあるし、お天気だし、せっかくなので、上ってみました。

　てくてく。
♪さくら舞い散る中で忘れた記憶と～（略）ヒュルリーラ～

普通の住宅の境目にひっそりとある、公園への階段は
あまり人目につかない階段は、桜色に染まっていて。

♪花ーびら～舞い散ーる～記ー憶舞ーい戻～る

　
公園の下の段々畑も、さくらドロップスで・・・・・
野山を駆けずり回った幼い春休みが鮮やかに甦る、淡い春色。

♪桜の花びら散るた～びに～（略）そしてまた大人にーなった～

桜って、何故か切ない。
♪花びらの数と同じだけ、思い出が舞い落ちるから？

見上げれば、青い空。

♪覚えていてね～想いだしてね～桜の花の咲く頃～に
♪覚えていてね～想いだしてね～風の強い春の日には～

春の風に、咲いては散り、思い出を運ぶような光景。

桜は人を狂わせると言うけれど、それが命の不思議
思い出が押し寄せてきて、混乱してしまうのかもしれない。

・・・・・なんて思いながら歩いていると
桜の根っこにけつまづいて、転びました。

確かに、桜は人を狂わせるのだと実感しました（違）

※本日のBGM　