s-mile (Diary only)

よこてぃんさんからのご要望にお応えして、
日米体操の相違や、その他興味深かった点を、
書き出してみたいと思います☆

レセプションの後のパーティーで、
日米両チームの熱い対談の通訳をインフォーマルにしてたんだけど、
それが一番面白かった！
そこから覚えているものをピックアップして記しますね(*^_^*)


因みに、パーティーは8:30pmから、
イリノイ男子チームエースのJustin Springのアパートにて,行われたよ☆

日本チームは疲れていたため、結局４人しか来なかったけど。
次の日5:30am出発で、パッキングもあったしね。

でも、このパーティーは激しかった。
日米のDrinking Gameをやり、かぁなり盛り上がりました！！
せんだみつおゲーム(←漢字わかんない)をアメリカ選手は超気に入ってたし、
Flip Cup(?)っていうゲームは日米対決したし。



とにかく、面白かった発見へGO!
(これからの話は全部、男子体操についてです。)


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<日本代表:木下くん(順天堂大学) vs. アメリカ代表:Nick&Tylerの対談>
　彼らの会話は、正に「日米体操の相違」でした！！
　興味深いと思います。

1. National Teamの選出法

America: 1,2位以外の選手は、なんとコネ！！
　　　　
Japan: 　11月に行われる全日本選手権で上位12名は自動的に選抜される。
　　　 　また、この試合で失敗しても、他の試合で優秀な成績を残している選手も選ばれる。
　　　 　つまり、実質12名以上になりうる。

コネって言うのはつまり、USチームを選ぶ側(協会かな？)と
知り合いの選手が選ばれるってこと。
成績的にみて、イリノイのJustin含めた数人は、代表チームに選ばれるべきなのに、
協会側と知り合いじゃないから、選ばれず、
もっと成績は悪いけど、知り合いの選手が選ばれてるんだって。
まじムカツクっしょ！
アメリカの方がこんなに不透明な部分があるとは･･･。


2. 体操の人気度 (TV放送)

A: 男子体操は人気がない！
　　TV放送も女子ばかりで、男子は全く映らない！

J: そこまで、人気ではない。
　 でも、女子よりは人気じゃん？強いし。(←misaの意見。)
　 TV放送の話はしなかった。

実際、アメリカンカップという大会が、日米対抗試合中に開かれてたのね。
で、木下くん達と同い年の日本人選手が出場してたから
TVで彼らは見てたらしいんだけど、
その選手は一切映らなかったんだって。金メダル獲ったのに･･･
Justinも出場して銀メダル獲ったけど、全く放送されず。
「こんなもんなんだよ」って言っていた。

　　　　↓
　　　　↓

アメリカの大学男子体操部、存続の危機！！
現在NCAA男子体操部は19チームあります。
しかし、TitleIX(男女平等を謳った法律)により、男子体操部は削られていく一方。
実際、30年前は250校(←曖昧です)位あったのですが、今やこの数に激減。
あと２校カットされた時点で、大学男子体操は全面廃止になります。

本当にそうなったら、何か道を探さないといけないね、って話してた。
きっと大学行きながら、クラブチームに通うんだろうねって。
それは月$250～300位だって。


3. 奨学金について

A:　大学側から出ます。
　　イリノイの場合、年$600,000が体操に与えられている奨学金なので、
　　それをうまく分配するらしい。
　　でも、もらえない選手もいる。
　　と言っても、もらえない選手でも、体操をするために、自分から出費する分はないけどね。
　　
J:　大学生は奨学金ほぼナシです。
　　大学で合わせて一人、二人には出るらしいけど、それだけ。
　　その上、体操を続けるためには、更に出費。(部費とかを親が払うのかな？)

「自分が損ばかりするのに、
　何が一体、体操を続ける動機になってるんだ？」
という質問がアメリカ側からあがる。
「夢だ！俺には夢があるからだ！」だそうです。
カッコイー☆


4. プロについて

まず、プロの定義が日本とアメリカでは違うから、少し混乱した。
今回はアメリカ的定義「小額でも誰かからお金をもらってプレーしているなら、プロアスリート」というのを元に書きます。

A:　大学生アスリートはプロにはなれない。
　　だから、試合の報奨金も受け取れないのです！
　　Justinのように試合で活躍していても、そのお金は結局支払われずに終わるんだって。
　　払う側のものになる、ってこと。

J:　プロにも成り得る。
　　報奨金はもらえるからね。
　　(でも日本的プロの定義で言うと、これはプロではないんだよね。)

* ポール・ハム(オリンピック金メダリスト)はクラブに所属。
　USAからお金が出てます。つまりプロ。
　だから、彼はOhio Stateに通っている大学生ではあるけれど、
　そこで大学の体操選手として試合には出られない。


5.　大学生になるか

A:　プロになった方が良い時と、大学生になった方が良い時の波がある。
　　今は大学生になる波が来てる時。

J:　体操を続けるためには、大学に進学しなければならない。


この対談はこんなもんだったかな。
いやぁ、もっともっとあったな。この10倍くらい。
misa入れて４人で1時間以上話していた気がするもん。
"ask him if..." "ask him if..."ってのが何十回も続いたもんね(笑)
でも、とりあえず、ここらへんで。


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<日本代表:馬場くん(早稲田大学) vs. アメリカ代表:Justinの対談>
　彼らは主に。スキルについての会話。
　ちょっとmisaはついていけませんでしたが、わかる範囲で会話をそのままの形で書いて見ます。
　間違ってたら、ごめんなさい。

B:　平行棒の○○(いきなりスキル名覚えてない･･･)をやる時に、
　　どうやって手を滑らせてるの？！

J:　え、いつ？っていうか、やり方君と何か違う？

B:　うん、両手をスウィッチする時に左手を滑らせてる！
　　俺はその時に左手(軸になる方かな？)を動かさない。
　　お前のはどうやってやるの？

J:　え、滑らせてる？！無意識だなぁ(笑)
　　だから、どうやって？って聞かれても、答えられない、ごめん(笑)
　　　
(話変わって、)

B:　森末(技の名前ね)をやるとき、もっと体を開いた方がいいよ。(笑)

J:　あはは(笑)ありがとう。今度からそうしてみる。
　　っていうか、もう帰ってしまうなんて早いよなぁ。
　　試合じゃなくて一緒に練習とかして、技の見せ合いだとか、
　　こういう意見交換とか出来たら、もっと楽しいのになぁ。

B:　そうだよね。それ、面白そう～

あと屈伸がどうのとか言ってたんだけど、忘れてしまった。

(最後に)

B:　いづれ世界で戦おうぜ。
　　お前の名前は何だっけ？

J:　お～！俺はJustin Springだ。
　　Springは体操にピッタリの名前だろ！
　　マットのバネ、前転(違ったっけ･･･)とかも指すしね。
　　お前の名前は？

B:　馬場だ。(←馬場の方が亮輔より覚えてもらいやすいらしい)
　　お前の顔は覚えやすいな(笑)

J:　あははは(笑)
　　それはいい事だ！顔はいつも名前より覚えやすいしな！
　　馬場は全日本チームに入ってるのか？

B:　21歳以下のチームに入ってる。

J:　そうか。じゃあ本当に戦おうな。
　　とにかく俺も頑張るから、お前にもGood Luck!!

B:　おう！お前もな！


こんなんでこの二人の会話は終わりました。
いやぁ、ここに立会人としていたmisaは、とっても貴重な経験をしたじょ！
まじで二人がいずれオリンピックとかで戦うかもしれないもん！
二人は同い年だし☆
そしたらmisaは絶対にこの時のことを思い出す。
お～～！頑張ってほしいなぁ！！