この夏は記録的な台風の到来と雨に祟られました。台風の発生場所も私たちの常識ではフィリピンの東、どんなに北に上がっても台湾の東と思っていたんですがなんと日本近海でも発生するんですね。しかも西に向かっていた台風が気圧の関係でいきなり90度向きを変えることも出来るのを知りました。記録的な夏でした。熱帯夜、真夏日、熱射病・・・・・。昨夕は新潟地方でマグニチュード6程度の地震が立て続けに発生、大変な被害が出ているようです。お見舞いをしたいと思います。災害はいつ来るかも解りませんし大きさも来るまでは想像もつかないし、それに耐えることが出来るかもわからない、まさしく生命を賭けた戦いのような気がします。フィリピン海溝のような巨大なプレートの真横にいるわけですから日本中に活断層が縦横に走っている事はわかっていても避けて生活することも出来ません。活火山もまだ多く存在しますし、環境汚染による地球規模の影響も益々深刻になってきましたし、汚染や災害の防止もこれだけグローバルな世界になると日本だけでは解決がつかないし、また最近はテロも何処で起きるか解らない、普通の何の関係も無い人々が大量に殺戮される時代になりました。これも災害でしょう。今は自然災害の被害や影響も昔と比較すると格段に防げているように思います。堤防や岸壁、家屋の強度、道路や通信網も格段に進みました。だから被害も飛躍的に少なくなっているはずです。昔の様な未整備な状況の中で今年のような台風や災害が来ていたら日本中ひっくり返るような事だったかもしれません。もしかするとこれも経済や社会の動きと呼応するような事なのかもそれません。いわば今だからこそ今の災害規模になったのかも。思えば日常の生活と無縁ではないのかも。昔、江戸時代とかそれ以前の自然災害の状況はどうだったのでしょうか。今と比較して余りにも悲惨な事だったのでは。昔は情報も少なかったでしょうし今ほど知恵も無かったのではと想像されます。神仏に祈る事ぐらいかな。
考えてみると日本人の国民性はこんな日本列島だからこそ出来上がったもので、しかも海を隔て全て廻りが閉ざされていた事にも起因するような気がします。地理的条件とか、自然災害との戦いや関わり、単一民族だし、政治にも経済も文化・文明も、幾らか流れ込んだものもありますが独自のものが長い歴史とともに育まれてきたんだと思います。そんな物の積み重ねが国民性を培ってきたんでしょう。勤勉で真面目ですぐまとまって外からの事には反応が早くて憧れて、すぐ自分のものにしてしまう。昔から日本のおかれた状況の中で培われてきた日本人の気質や国民性があるような気がします。それは他国の人々とは違うもので。幹事あり、ひらがな、カタカナ、ローマ字あり。俳句に短歌に川柳に・・・・・。何かどこか違いません。
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