|
カテゴリ:カテゴリ未分類
衆目にさらされる経験
人は誰しも人前で醜態を見せたり、恥ずかしめにあうのは嫌なものです。 でも、人生の至る所で人前に出たり、或いは人前で話さなくてはいけない場面、大勢の人と接する時が出てくるものです。 そういう意味では昔のように大家族だった方が良かったかも知れませんね。 何かあると一族郎党が寄りあって、語り合い、お祝いをし、お祭りをしお互いの力を持ち寄って普請(ふしん)を行い、農作業や様々な活動、行動を共にしたものです。 そこでは目上の人から様々な知恵を授けられ、道徳を教わり、言葉使いや礼儀、行動規範をそれとなく学んだものです。 当然、大勢の中で厳しい叱声もあり、怒られることもしばしばです。 そのようにして集団の中での自分のあり方を確立し、衆目にもさらされたもの。 恥ずかしい思いも経験し、大勢の前で自分の意見を述べる事も幾度となく練習を重ね、意思伝達の方法も誰教わるとも無く教わっていくものでした。 また集団の中では、我儘も抑えることを余儀無くされますし勝手気ままも許されないものです。 私は一人っ子ですが、今思うと兄弟は数人いた方が良かったと思うようになりました。 親の愛情を一手に受けることは決してよくありません。 今の中国で行われた一人っ子政策が色んな歪や社会問題化していることを思えば、やはり兄弟親戚は多い方が人間の成長にはいい結果をもたらすようです。 それでないと私のような歪(いびつ)な人間が出来上がってしまいますし、その精か、いつも自問自答の日々です。 自分の言動に自信がないのでしょうね。 「それでいいのか」と。 小さい頃から衆目にさらされることは極めて貴重な経験であることが今頃になって理解できてきました。 私のような人間は、自ら飛び込んでその様な経験を積んだ方が良さそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.03.31 22:55:23
コメント(0) | コメントを書く |