テーマ:今日のおやつ♪(26206)
カテゴリ:袋売りパンあれこれ
抹茶ミルクサンミーは3月の新商品だ。
袋に TV・ネットで話題! 茶の環監修 とある。TVを持っていないからか、「茶の環」は初耳だ。調べてみると 「茶匠鑑定 茶の環」は、広島で創業50年の老舗「お茶の駿河園」が創造した、新しいかたちの本格指向の抹茶専門店です。なのだそうだ。(サイトはこちら) 小学生のころ、辞書を買うにあたって担任の先生がアドバイスしてくれたことは、「監修」とついているのはなるべく避けたほうがよいでしょう、というものだった。金田一さんとか高名な学者さんの名前が背表紙に書かれてあっても、「著」ではなく「監修」となっているものもあり、それらは結局「名前貸し」だというわけだ。大家より有能な編者もいようが、そうなら自分の名前だけで出したいという自負もあろう。やはり「監修」とつく商品の生い立ちは商業的成功のみ求められてのもの、という可能性が高そうである。 そういうわけで、いかに権威あるところであれ「監修」という係わりであれば、なにひとつありがたみを感じない、いやそれどころか、そういう取引をしたことに対して、双方にマイナスのイメージを持ってしまう私なのであるが、神戸屋の袋に書かれる宣伝文句がいささかビッグマウスなのは先刻承知なのでスルーしておこう。(って全然スルーしてないやん) 抹茶ミルククリームを包み、抹茶風味のケーキ生地をかぶせ、濃厚な味わいが期待できそうで、食べてみると、うんうん、これはなかなか。しかし、これは菓子パンではなくケーキ。しょぼいケーキよりも断然おいしいケーキだ。 神戸屋は「京・宇治抹茶シリーズ」と銘打って他にも抹茶味を出している。このシリーズはどれも美味しいのかも、と「抹茶クリーム&ホイップ Wクリームロール」というのを買って食べてみたが、こちらはいまひとつだった。で、今見て気付いたが「抹茶ミルクケーキデニッシュ」という、サンミーに似て、しかもサンミーよりももっとケーキな商品も出している。気になるなぁ。 次は4月に発売された「Q・B・Bチーズサンミー」。 Q・B・Bのチーズフィリングを使用した、チーズケーキのような味わいのサンミー。 Q・B・Bは、関西だけかもしれないが、Qちゃんステッィク・チーズや給食のチーズなど、ここの製品に小学校のころからお世話になっているチーズの老舗ブランドだ。Q・B・Bは Quality's Best & Beautifulの頭文字。いかにも今どきな響きだが、これが社名ではない。2008年に60周年を迎えた六甲バター株式が、60年前に製品につけたCIなのである。半世紀先んじたそのセンスに驚かされた。 神戸屋と六甲バターのコラボと聞けば相性の良さそうな印象を受けるが、それは社名の話であって、実際は「チョコとチーズ」である。あまり組むことのなそうなこの取り合わせ。買うにあたっても、ちょっと冒険かな、という気がした。 それにしてもサンミー、次から次へと出してくるなぁ。こんなに色々出てくるとは思わなかったぞ。 3つの味にあと1つ、しっくりこなくても、多少サプライズであっても、お構いなしという感じで、ガンガン組み合わせて出してくる。これはもうハーモニーではなく、バトルだ。サンミーは3つの首をもった怪獣、あのキングギドラで、そこらじゅうの「味」を相手にバトルを仕掛けるのだ。組み合わせて、どちらの味が勝るか。 抹茶は、やすやすと飲み込まれないように十分濃厚だったので、互角に闘った。チーズはもともと濃厚な味が身上だ。サンミーも苦戦を強いられるだろう。描かれるチョコの線が、いつもより多く1本分密なように見えたのは気のせいだろうか。それとも強敵に立ち向かうはなむけにと添えた物なのか。 ……と勝手な妄想はさておき、食べてみると「これ、結構うまいっ!」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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