カテゴリ:車
今日、仕事中に携帯が鳴った。
見ると、自転車店に勤める知り合いのAさんから。 出てみると、いきなり 「みすたけ君、ブレーキのワンマンブリーダー持ってなかったっけ?」 何事かと聞いてみると、お客さんのバイクのブレーキのエア抜きがなかなかできなくて困っているらしい。妙にエアをかんでしまったようだ。 バイクの場合、マスターのシリンダーが小さいからか、たまにそういう話を聞く。 残念ながらワンマンブリーダーは持っていないし、家まで取りに行ってる暇もない。 昔、某バイク雑誌で見たが、キャリパーの取り付けを外して、ブリーダープラグを下に向けてやれば、うまく抜けることがあるらしいということだけ伝えて、電話を切った。 しかし、客を待たせているということで、かなり切羽詰っている様子。 自転車店は自分の職場から五分の距離。 時間は昼前で、ぎりぎり昼休憩でごまかせそうな感じ。 とりあえず、駆けつけてみることにした。 チャリを飛ばして行ってみると、Aさんと店の大将、その息子の三人がかりで悪戦苦闘している様子。 現状、確認してみたが、ブレーキを握ってもまったく手ごたえがなく、エア抜きしてみても最初ちょっとフルードが出るだけでまったく先に進まない。 聞くと、もう20分もやっているが、にっちもさっちも行かないらしい(苦笑)。 キャリパー外しはまだやっていないようだが、見た感じでは、マスター側から何かで圧送するか、ブリーダー側から引っ張ってやるのが正解という感じ。 家に帰れば、手動バキュームのオイルチェンジャーがあるので、それを使うと一発なのだが・・・。 しばし考えること数分。 「ボトルシャンプーの空きボトルとかないですか」 そう、シャンプーのポンプも立派なバキュームポンプなのだ。 探しにいった大将が持ってきてくれたのは、オイル汚れ用のハンドソープの空きボトル。 シャンプーのものとおなじものだ。これならいけそう。 時間がないので、ボトルからポンプだけ(キャップ部分)外して、吸い口に直でブリーダーにつなげていたビニールチューブを突っ込み、上からビニールテープでぐるぐる巻きに。 準備完了、ブリーダーを緩めてポンピングすること十数回。 ぐんぐんブリーダーからエアとフルードが吸いだされてくる。 思わず、周りから 「おー!!出てきたでー!!」 と、声が上がる。 さらにポンピングすると、あっという間にリザーバーのフルードが空になる勢いだ。 結果、無事にエアが抜けて、ブレーキレバーにもタッチが戻りエア抜き完了。 良かった良かった、雨の中行った甲斐があったというものだ。 こう書くと、自分ひとりで解決したように見えるけど、実際は四人でなんだかんだとやってる中で出てきたアイデアだった。 シャンプーのポンプを使ったのは今回が初めて。 某車雑誌に紹介されていた記事を参考にさせてもらったんだけど、こんなに使えるモノだとは・・・。 バイクのキャリパーをばらしたりして、エア抜きするときに、コレは絶対に利用するべき! ほんと、便利ですよ! いやー、面白かった。 ちなみに、昼休憩中に解決できました。 さぼってませんからねー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 13, 2006 09:00:27 PM
コメント(0) | コメントを書く
[車] カテゴリの最新記事
|
|