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テーマ:’60年代ガレージロック(6)
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いや~ついに第二弾の「帰ってきた金髪女ドラゴン」
公開だというのに今頃になって最初のパート1見たの だった。 散々いろんな所でいろいろな批評があった映画なので 映画に関してはどうでもよかったりするけど、実は シリーズ物に出来るかもしれないね。もう2年もすれば TV版始まっていたりして。 で、映画はともかく、相変わらず音楽がやたら凝っている というか今回はかなりマイナーな物が多い。 何故かガレージ物が計3曲使われているのが面白い。 監督が日本である店のBGMで流れていた曲を気に入って そのまま出演をオファーした「The 5,6,7,8's」の ライブ風景が約2曲(本当は3曲演奏したらしいけど) 使われているためだけど、いいバンドじゃないか。 気に入ってしまった。 主に演奏される2曲は、「I'm Blue」(The Gong-Gong Song) と「Woo Hoo」。どちらも米でヒットした曲のカバー となっている。 「I'm Blue」のオリジナルはIkettes。アイク&ティナ ターナーのバック・コーラス担当のメンバーによるグループ で、プロデュース&曲はアイク・ターナーで、ティナ ターナーもバック・コーラスで参加している。 最初の曲のタイトルは「So Blue Over You」で、マイナー レーベルから発売されたけど、アトランティク傘下のアトコ が買取ってタイトル変えて発売されたら米では19位まで のヒットとなったという曲(’62年) アトランティク・レコードのR&B曲ばかり集めたオムニ バス盤に収録されていて、私はそこで始めて聴いた。 やたら覚えやすい曲で、サブタイトルの「ゴーンゴーン」 という所が面白い。 なおカバーした「The 5,6,7,8's」のメンバー達は後に この映画のプレミアの時にアイク・ターナー本人に 会ったらしい。タランティーノも粋な事をするものだ。 もう1曲の「Woo Hoo」という曲のオリジナルはRock-A-Teens というグループで、典型的な一発屋。 聴けばわかるけど、「ウ~フ~」しか歌詞がない。 実質インストヒット扱いされる事が多いけど、当時数 多くあったインスト・ヒット曲の中でも有名な曲だ。 (’59年 米16位) ただ元々はマイナー・レーベルから発売されていた曲 で、結構ガレージ色は強い。簡単な曲なのでバンド 始めた人とかはこの曲あたりで練習すればいいと思う。 そういえば演奏シーンはノーカットであの店の風景が 映されるのだけど、ここのシーンはスコセッシから 取ったのかな? ガレージ関連では、少しだけどヒューマン・ビインズ の「Nobody But Me」(’67 米8位)も流れるし それ以外にもチャーリー・ファーザースやナンシー シナトラやサンタ・エスメラダや梶芽衣子やらむちゃ くちゃな選曲だけどここまで好きに出来るのは 羨ましい限り。ガレージ物を映画に使うのは本当に この人ぐらいだ。第二弾のサントラにはガレージ関係 は使われていないみたいだけど見てみないと未収録 曲もあるのでまだわからない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年04月28日 23時27分17秒
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