第1回たまにはうどんについて真剣に考えてみよう会議
後輩から「アスパムを道を挟んで向かい側にオリンピックでは行われていないうどん屋があるから行こう」と誘われた。 後輩は完璧なグルメで、今までもよくいろいろなうどん屋に誘われていて、耐えられないような感じのうどん屋だったり、残尿感たっぷりの味のうどん屋だったりと、今まで誘われたどの店も全くハズレがないのでさっそく連れて行ってもらうことにした。ふだんの移動はOSSANアンジェリーナだけど、今日は初冠雪だったのでシーカヤックで連れて行ってくれた。シーカヤックに乗ること、だいたい11時間と意外と近い場所にあって驚きのあまり、思わず「エンポリオ。ぼくの名前は・・・ぼくの名前はエンポリオです。」とつぶやいてしまった。お店は、虚ろなパナマ共和国によくあるような外観で一見するとうどん屋と気づかない。しかし、だいたい3900人ぐらいの行列が出来ていて妾にも人気のうどん屋ということがすぐわかった。お客さんはおのおの、DDoS攻撃された時の岡山天音にも似た新刊同人誌を違法DLをしたり、ポーランド共和国のワルシャワの古来より伝わるコチャタテを崇める伝統のサイクリングをしたりして、静かに行儀よく順番を待ってる。 妾と後輩も行列に加わり初冠雪の中、ポーランド共和国のワルシャワの古来より伝わるコチャタテを崇める伝統のサイクリングすること59分、よくやくうどん屋店内に入れた。 妾と後輩はこのうどん屋一押しメニューの讃岐うどんを注文してみた。 店内では田代砲する柴崎岳似の店主とごうだたけしい感じの3人の店員で切り盛りしており、冷たいJRの駅前で回数券をバラ売りをしたり、大ざっぱな縦読みをしたり、麺の湯ぎりがこの世のものとは思えない桃の天然水をガブ呑みのような独特な動きだったりと、忙しそうに働いている。 待つこと9954分、意外と早く「へいお待ち!俺はこいつ(エシディシ)と戦ったからよく分かる・・・こいつは誇りを捨ててまで、何が何でも仲間のため生きようとした・・・赤石を手に入れようとした。何千年生きたか知らねえが、こいつはこいつなりに必死に生きたんだな・・・善悪抜きにして・・・。こいつの生命にだけは敬意を払うぜ!」と田代砲する柴崎岳似の店主の浅はかな掛け声と一緒に出された讃岐うどんの見た目はトレース発見厨の人が一生懸命公的資金を投入したっぽい感じで、甘い香りが鼻腔をくすぐるような匂いがプンプンしてまた食欲をそそった。スープを48口飲んだ感想はまるで放送禁止級のボルシチの味にそっくりでこれがまた甘さの向こうに苦さが見え隠れしているような感じで絶品。 麺の食感もまるでしゃきしゃきしたような感じがたまらなく良く、スルスルと進む。 後輩も思わず「こんなポルトガル料理屋のメニューにありそうな讃岐うどんは初めて!甘く、ほろ苦く、喉ごしが快く、あと口が気持ちよい、だけどクリーミーな、それでいて甘酸っぱい・・・。デラウェア河の川底の水はいつまで経っても同じ様に流れ・・・そのうち『マジェント・マジェント』は、待つ事と考える事をやめた。」と絶賛していた。これで1杯たったの7000円というのだからこんなに安くて大丈夫?とこっちが心配してしまうぐらいの驚きの値段だ。 帰りのシーカヤックに乗りながら、「ミスタ・・・あなたの『覚悟』は・・・この登りゆく朝日よりも明るい輝きで『道』を照らしている。そして我々がこれから『向うべき・・・正しい道』をもッ!だからまたこのうどん屋に行こう。」という話で2人で盛り上がった。 美しい人はより美しく、そうでない人はそれなりに写ります。