|
テーマ:中国&台湾(3302)
カテゴリ:嫁と子供
先の抗体。
事前に低下させることは可能のようです。 しかし私達夫婦はそういうことも知らなかったため、このような事態になりました。 母の抗体により赤血球を攻撃された赤ちゃん。 これにより溶血を引き起こします。 まず起きるのが、 12時間以内に黄疸の発生 ※血中ビルビリンが上昇。 です。 よく言われるのは赤ちゃんが黄疸出るのは普通。 と言います。 しかしそれは出産後2,3日後の話です。 新生児に関しては、黄疸が重度になると脳がやられてしまう。 と言われます。 というのも、生まれたての赤ちゃんは脳にバリア的なものが無いため 障害を受けやすいとのこと。出生後、3~5日後での黄疸であれば問題無いらしいです。 他に聴覚障害も起こり易いようです。 細かい数値については、お医者さんの方で教えてくれると思いますが、 僕の記憶ですが、ビルビリンの数値は、 出産後の時間 体重 とで計るようになってました。 そしてビルビリンの数値が20を越えると危険エリアのようです。 そのため、事前に血液型不適合の可能性が解っていれば、 お医者さんが産後の子供のケアをしてくれます。 うちの場合は12時間後にビルビリン値が高くなり始めたため、 NICUのある病院へ転院しました。 出産前からいざと言う時は・・・としていたので非常にスムーズでした。 まずは、光線治療。 これで下がるかどうか。合わせて免疫グロブリンを点滴で新生児へ。 グロブリンと言うのは、抗体の活動を抑える効果があります。 これでも下がらない場合は交換輸血となります。 この処置はある程度の時間とビルビリンの上昇とで考慮していきます。 うちの場合。 午後3時出産 翌午前3時転院 ビルビリン値15 午前6時 光線治療開始 午後1時 免疫グロブリン+光線治療に変更 ⇒ ビルビリン値18 午後10時 産後30時間経過。ビルビリン値16 下がっていることで効果あり。 翌午前6時 ビルビリン14.5 ←効果あり 午後1時 ビルビリン15.7 ←上がり始めたので心配したが産後ほぼ48時間経過 しているので問題は浅いとの医者から説明。 翌午前6時 光線治療のみ ※グロブリンは1度のみしか使用できない 午後3時 光線治療のみでOKで、交換輸血はしないが溶血の影響で貧血気味。 母乳等で赤ちゃんを元気にする必要あり。万一は輸血で対応。 といった感じです。 やはり48時間以内の処置がかなり大事になります。 ちなみに免疫グロブリンってのは厚生省認可薬ではないため保険が利きません。 ですが新生児溶血性血液型不適合には効果あると世界では認知されているようです。 今回も最初の判断で、NICUのある病院に転院させたのは正解でしたし、 お医者さんも様子を見ており、深夜でありますが12時間後に検査してくれたのは助かりました。 適切な処置を時間内にすれば問題ない と言うのが基本のようです。 ホントに不安にさせる症状ですが、お医者さんとキッチリ話をしていれば 無事に乗り越えられると思います。 私も最初に言われた時に色々調べましたし勉強もしました。 ですがやはり医者の判断と言うのは確かであるとも再認識させられました。 今回メッセージをいただいた2人の方には無事に赤ちゃんを産んでくれたら。 と祈願しております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 11, 2012 02:53:12 PM
コメント(0) | コメントを書く
[嫁と子供] カテゴリの最新記事
|
|