テーマ:映画館で観た映画(8421)
カテゴリ:cinema,drama
全然観る気はなかったのに、流れで観てしまった「300」
スパルタの精鋭軍300が絶対不利の状況下で一歩も引かず、 ペルシア100万の侵略軍と戦ったという 史実をもとにしたストーリーで、 マッチョ自慢の男たちがハデな殺戮合戦を繰り広げます。 当然、首が飛ぶわ、血が飛び散るわ、死体が折り重なるわで 容赦ない戦いのシーンの連続なのだけど(てか、それしかない) 全編CG処理が駆使されているのだそうで、リアルさ・怖さは感じない。 たとえば「プライベート・ライアン」のような 壮絶さや悲惨さはなくて、むしろ、ゲームの画面を見ているよう。 これは「300」としては成功なのかもしれないけど、 映像で伝えるものであるという「映画」としてはどうなのか、 いささかギモンだったりもする。 スパルタ戦士たちは、戦争なのに、 裸にスイムパンツみたいなのひとつだけ+赤いマント、なのだけど、 戦の効率という面からは、何か着ないと怪我するし、 マントは地面をひきずってて、ふんずけてこけそうだし… なんてことは余計なお世話か(^^;; あれだけの肉体美なら「どうだー!!フン!」と 見せつけて当然なのか? しかしさ、 ペルシア軍はなんかの奇形?みたいな人ばっかだし、 ペルシア王はゴージャスというか、オカマバーのママみたいだし、 象やサイを船に乗せてきたの?しかも何頭も、とか、 いろいろ「??」は残るよ。 歴史に無垢な状態の少年少女には見せたくないね(R15指定でした) 全世界的に興行成績はよいみたいなのだけど Why? かっこいいマッチョマンを存分に鑑賞できるってのもあるけど、 あれだけそろえられると、ちょっと食傷気味になって、 ニッポン男児の薄い胸板がなつかしく思えてくるし。 「歴史の伝える偉大なる人類の足跡」という面での感動は あまり期待すべき映画ではないので、 エンターテイメントとして観る分には、それなりにそれなりだと思う。 男たちはこういうの、好きだよね。 男子として生まれてきた限りは、一度はあんな肉体の持ち主になって、 絶対引かない戦士になって、バッタ、バッタと切り倒し… みたいなのもあるかもね(笑) 男子の闘争本能が満たされるという面でスカッとする映画なのかも。 おりしもビリー隊長、来日中でもあることだし、 入隊者がさらに増える? (私としては、話題の「エアロビガール」が気になります(^^; ま、時間のある人は観ても損はない、という感じの一作でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.06.24 18:08:51
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