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テーマ:今日の一押し。(271)
カテゴリ:マスコミ・IT・メディア
↑ 写真はNYtimesよりお借りしました。 2007年09月14日 『日刊ゲンダイ』掲載 決定的!福田“総裁”舞台裏 自民党総裁選の流れは「福田総裁」に向けて加速している。周りがお膳立てしないと動かないこの人が担ぎ出されたのだから、なんとも皮肉。「麻生」じゃ、「安倍」と変わらないが、「福田」ならイメージも変わる、安定感もある。自民党内には小泉―安倍路線を変えたいが、反主流派だった谷垣や加藤、山崎拓は論外というムードがある。「福田」支持は消去法で出てきた選択肢に過ぎない。 ============ いよいよ自民もご臨終か『日刊ゲンダイ』9/14 安倍首相の敵前逃亡で始まった自民党の権力闘争はまたたく間にケリがつきそう。早くから一番手につけていた麻生幹事長(66)を出し抜くように、なぜかピンチに期待される福田元官房長官(71)が広く支持を集めている。しかし、新総裁が誰になろうが、古い自民党に逆戻り、安倍首相の二の舞いで野垂れ死にするのははっきりしている。この際、自民でも民主でもどちらでもいいから選挙管理内閣をつくり、直ちに解散総選挙で国民に信を問う以外、解決策はない。 ============ 2007年09月14日 『日刊ゲンダイ』掲載 麻生 ドタン場大誤算 「福田」支持の流れに、真っ青なのが「麻生」だ。ポスト安倍の一番手とされ、本人もその気でいたのに、気がつけば、すさまじい麻生潰しだ。その誤算とは……? もともと小派閥な上に、「口を曲げてしゃべる舌禍」とマンガ好きの「どうしようもない軽さ」が墓穴を掘った。 ============ *これはそれなりに面白い展開になったので、私もついつい引き込まれて興味深く見守ってしまったが、ふと冷静に考えてみると、これが全体としてオールスター総出演の、自民党最後の大猿芝居でないという保証はないのである。 1.誰が絵を描いたか、話が出来過ぎている。 臨時国会が開かれ、所信表明をした直後の安倍辞任はサプライズである。 安倍はいつからか、絶好の切りどきを待つ1枚のカードになり下がっていた。 2.党の総意を結集して安倍を下ろすにしても、後続が麻生では何のサプライズにもならない。麻生では安倍の延長上の政権しか組閣出来ない。 3.安倍から一番遠くに位置しながら、しかも同じ最大派閥の只中にいる重鎮と言えば福田しかいないのである。福田ならサプライズ効果はある。親分は一応町村ということになっているが院政を敷くのは『チーズ・森』である。彼なら小泉とも話しは出来るし、党内全ての派閥との根回しなどは得意中の得意である。 4.捨て駒=安倍には敢てこのタイミングを選んで『投身自殺』まがいの辞任をさせた。実際、鬱状態の安倍は一人にすると自殺しかねないから要注意人物だったというのである。 5.民主党が手薬煉引いて待っている臨時国会など、自民党はやりたくないのである。尋常な手続きで国会を開催しても失点を重ねるだけだから、こういった「不測の事態」を装った「延期」に次ぐ「延期」こそ望ましいのである。 6.自民のこの「引き伸ばし戦術」は2月にいよいよ年金問題が噴出して以来ずっと続いている。参院選にしても2週間遅らせて行われた。 7.臨時国会の「立合い」直前に「待った」をして民主党をずっこけさせ、安倍を切って「政治空白」を無理やり生じさせ、その間を利用して自民党による自民党だけのためのパフォーマンスを十日以上に亘って日本国中で展開する。 まさに政権の維持・存続のためなら何でも有りの自民党である。 ============ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年09月15日 00時05分11秒
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