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テーマ:今日のご飯♪(2324)
カテゴリ:思い出すこと。
ウィキペディアによると:→小正月(こしょうがつ)とは、正月の望の日(満月の日、旧暦一月十五日)のこと。現在は新暦1月15日に行われる場合もある。元日を大正月と呼ぶのに対してこのように呼ぶ。中国式の太陰太陽暦が導入される以前、望の日を月初としていたことの名残りと考えられている。なお、この小正月までが本来の松の内であり、近畿地方では現在でも1月15日の小正月までが「松の内」である。この日の朝には小豆粥を食べる習慣があった。古くは『土佐日記』や『枕草子』などにも、小正月に小豆粥を食べたことが記されている。現在でも東北地方の農村などに、左義長の前に小豆粥を食べる習慣が残っている地域がある。これらの地域では、元日から小正月の期間中に小豆(あるいは、獣肉を含む赤い色をした食品全般)を食することが禁忌とされている場合が多い。年神や祖霊を迎える行事の多い大正月に対し、小正月は豊作祈願などの農業に関連した行事や家庭的な行事が中心となる。松の内に忙しく働いた主婦をねぎらう意味で、女正月という地方もある。かつて元服の儀を小正月に行っていたということから、1月15日は成人の日という国民の祝日となった。しかし、その名前から小正月との関連がわかりづらく、かつ、小正月自体がなじみが薄いものとなったこともあり、2000年から成人の日は1月第2月曜日に変更されている。・・というわけで、今日は「私的雑煮考」なるものをひとくさりぶって、つまりは「来年のことを言うと鬼が笑う」状態に自ら率先して飛び込んでみようかという酔狂な(?)趣向です。とは言いつつも、これは歳相応の昔話には違いありません。あっそ♪ . *さてもうすぐ正月で何かとせわしない日々が続く。 「正月と言えばお雑煮♪」ってか、るるぶ.comを見ると、日本各地のご当地の雑煮が紹介されていて、別に文句を言うつもりもないが、雑煮と言うからには醤油味にしろ味噌仕立てにしろ所詮は「雑炊」というか、あり合わせの野菜に餅を加えて煮込んだだけの極めてシンプルな食べ物であって良さそうなものだが、ああなると超が付く豪華料理に変身してしまっている感がある。 雑煮と言えば餅である。餅を入れない雑煮は考えられない。餅には四角い切り餅と丸めた丸餅があり、一応愛知県~岐阜県あたりが食文化の境界となっていて、そこから東が切り餅、西が丸餅ということだったが、今は自分の家で餅を搗いているならいざ知らず、先日私の住む近くのスーパーへ行ったら袋入りの切り餅が二種類置いてあるだけだった。「大阪だから丸餅」という伝統があるわけではなく、1kg入りの袋の表示を見たら宮城県の産だった。wまた機会があったら別のスーパーも探検してみたい♪ぁそ。 私自身は関東の産で、父母の実家には杵も臼もあったが私の家にはなかったから家では餅は搗かず、暮れになると近くの米屋さんに熨し餅を注文していた。米屋からまだ柔らかい熨し餅が届けられるとそれを四角く切って、あれはどういう方法をとったか小正月の頃まで保存していたのだが、餅が残り少なくなる頃にはアオカビが生えて、それを削り取ったり水餅にしたりして食べていた記憶がある。今は電動式の餅つき機もあるから、あれのある家庭では一年中自家製の餅が食べられるわけである。 尤も現在は幸か不幸か、餅や赤飯、箱寿司などは冠婚葬祭や盆正月には関係なく、食べたければいつでも食べられる時代である。寅さん映画だって盆正月とは無関係に見られるわけだし、考えてみると私たちは自ら率先して季節感というものをかなぐり捨て、その挙句「現代は季節感がない、ない!」と騒ぎ立てている手前勝手な一族であるのかも知れない。 それで私の知る「我が家の雑煮」であるが: 材 料=餅、鶏笹身、ホウレン草、大根。餅は焼かないで最後に投入する。 調味料=醤油、こんぶ出汁、かつお出汁。塩も少々かな? あとはお好みで、食べる直前に刻み海苔+粉鰹等を振りかける。 これは簡素でおいしい雑煮だと私は今でも思っている。 ツユは最初は澄まし汁風だが、やがて餅が溶け出して来るから何回か使っているうちにどろどろになってしまう。私自身はそのドロドロのツユの味も捨て難く感じていたが、他の家族は概ね澄まし汁好みで、前日の古い汁は廃棄されることが多かった。 ============ それでこれは以前私が名古屋にいた頃の話で余談になるが、年金生活に入ったばかりの知合いが関東から遊びに来ていたことがあって、私も当時自分のアパートには寄りつかない日々を送っていたから(←どういう生活しとるんじゃ!?)自転車付きで彼に自由に使わせていたら、呑んべえの彼は或る日私に「簡単な手料理を教える♪」と言ってキッチンに立ち、一杯気分で一種の煮込みうどんを作ってくれたのである。 問題はそのうどんであるがツユは醤油味。具材は大根とホウレン草だったから、何を隠そう、うどんを餅に換えそれに鶏肉を加えたらたちどころに我が家の正月料理に変身してしまうのである。彼は千葉県出身者だったから(?)似たようなものを食べているんだなとそのとき思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年12月09日 20時08分22秒
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