デイサービスの閉鎖に思う
うちのデイのすぐ近くに この7月、新しいデイサービスがオープンした。最寄駅からは徒歩1分の場所。4階建てのビルで、2階以上は介護付き高齢者向けマンションで、1階がデイサービスと訪問介護の事務所となっていた。 この辺りはデイサービスの激戦(?)地区で、ざっと見渡しても車で15分以内に7軒デイがある。会社は神戸の方みたいで、聞いたことのない名前だった。「ここに開業するとは勇気があるね・・・」と話していた。(採算とれるのかな?という意味で) そこの若い管理者さんがうちにも挨拶に来られた。とても元気で明るく、張り切っておられた。いろんなビジョンを持っておられるようだった。 お近くなのだから情報交換やうちのデイとも交流していきましょうねとこちらのデイ管理者もご挨拶した。 ところが、なんと その新しいデイが9月で閉じるとこになったという。たったの3ヶ月で・・・である。上の高齢者マンションは(事業主が変わるけれど)存続するがデイは完全に撤退すると、先の管理者さんが肩を落として挨拶に来られた。 会社は事前に市場調査などしなかったのだろうか安易すぎて呆れるというか、ガッカリだ。若くやる気のある人材が こんな簡単に首を切られていいのか。 約1年前に、市内では実績もあり名前も通っている社会福祉法人がユニークな取り組みのデイサービスを始めた。着実に事業されている法人だから 注目度や信用が最初からあったと思う。それに内容も伴っていたので わたしも利用者さん2名を利用させてもらっている。 それでも、そこの収支はまだトントンだと 先日聞いた。管理者さんも縁あって良く知っている方なのだが採算を取るのは 本当に厳しいとおっしゃってた。 ましてや 聞いたこともない会社がいきなり参入して従来通りのデイサービスを開所してもそれは無茶というもの・・・素人でも分かる。 やる気で働いていた人の事を思うと、本当に残念だ。彼らが、どうかこの業界に見切りをつけずにまたどこかで頑張ってくれることを願わずにはおられない。