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テーマ:成功と幸福はちがう。(69)
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私たちは日本と言う国に住んでいます。
この日本の歴史や文化に対して感心が高まり、その良さを見直す動きがみられます。 ところが、私たち日本人自身はどうかと言われると、以外と日本の良さに気付かないことが多いようです。 海外から日本を見る人の方が、良く知っている場合が多く、質問されても返答に困ることさえあります。 日本人は礼儀正しい民族と受け取られている。 物を大切にするとか、美徳や精神文化を持っている日本人と受け取られている。 ところが最近は日本人も海外で過ごす方も多くなった。 この文化とか、民族の違いを改めて考えたいと思います。 日本人は農耕民族とも言われております。 食べ物の主食は米です。穀類・菜食がほとんで、最近は肉食が多くなりましたが、農業が伝統文化の継承を育んできていることが多い。 意識的にどうもウツむいてしまう傾向は、農耕民族が関係し、あまり海外のように社交性は乏しい。 空間とか察しの世界を大切にする民族でもあります。 これは日本建築の構造から、相手の心とか、動作は何も言わなくても感じとっていました。 現在でもフスマがある家の場合は、全部取り外すと大きな部屋になります。 小さな部屋単位は鍵もかかっていないフスマだけです。 その生活空間は誰も侵害しません。 寝るときも、お客様がきても、ルールを守っていました。 最近の住宅は物騒の世の中になった関係で、全て鍵がかかり、相手の侵入を防いでおります。 それと海外様式の住宅になってしまいました。 子どもの部屋までが鍵がかかり、親でも中に入れません。 家族の単位が個人主義の生活空間になってしまいました。 でも意識的にはまだまだ日本人の心は伝承されています。 日本人の意識構造とアメリカ人の意識構造の違いがよくわかる事例があります。 家族揃って今日はお出かけです。 道路を親子で歩いております。 子どもと一緒に歩いています。 日本人の親は、必ず道路側を歩きます。 子どもを交通事故から守るために、無意識に親は行います。 そこに突然車が進入してきました。 親は驚き、子どもの身の安全を図るために親は子どもを抱き包み座りこんでしまいます。ほとんどの親が行う行動です。 そのために、交通事故に遭遇した場合は親子共々怪我をするか、最悪の場合は死亡事故となってしまいます。 これが日本人の意識構造となっております。 では、アメリカはどうかと言うとこの逆の行動をとります。 アメリカ人も親子で道路を歩いて散歩します。 当然子どもは日本と一緒でです。 突然車が親子の目の前に迫りました。 アメリカの親は危険と思い、子どもを突き飛ばします。「安全と思われる方向に」子どもは親からはなれて転んでいます。 悲しいが、車の犠牲になるのは親だけで、子どもは助かります。 この意識構造はその民族の伝承により無意識な行動となっています。 日本人の親は子どもと運命共同とする。 アメリカ人は親は親・子どもは子ども。 ただそれだけのことですが大きな開きがあります。 どちらが正しとか悪いとかではありません。 文化、伝統・民族の風習などが、人間の生活に大きなかかわりがあると言うことを表しています。 当然幸福のあり方も違ってきますが、世界でも日本の良さを感じとっているのは、海外の人が多いのも不思議ですネ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.06.16 10:39:01
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