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札幌宮丘公園野鳥日記

オオルリ


【Cyanoptilacyanomelana】スズメ目ヒタキ科ヒタキ亜科 英名=Blue-and-WhiteFlycatcher

体長=16.5センチ、翼=雄:9~10センチ,雌:9センチ、体重=20~26グラム

繁殖期は6月から8月。一腹卵数は3~5卵。抱卵期間は14日程。雛は12日程で巣立ち、その後は10日くらい家族群で過ごすと言われている。



オオルリの雄はその名の通り、背が瑠璃色=青い色をした野鳥です。へー、じゃあオオルリってメーテルリンクのチルチルミチルの童話に出て来るあの青い鳥なの?と、思われる方もいらっしゃるかもしれないので横道にそれてしまいますが、まずは補足…。メーテルリンクの「青い鳥」は幸福の象徴とされるヨーロッパ産のカラ類の1種で、英名「ブルーバード」は、ニューヨーク、ネバダ、ミズーリの3つの州鳥=ルリツグミという北米に分布する小型の野鳥で、日本のオオルリとは違うのです。



さて、本題に戻りますが、オオルリという野鳥は北海道だけではなく、日本全土に春になるとやってくる夏鳥で、主に沢沿いの林で確認できます。繁殖期に入ると確認するは難しいですが、シーズン初めならばちょっとした公園でも通過して行くオオルリを見ることが出来ます。また囀りは大抵大きい樹のてっぺんで囀る事が多く、見つけやすい鳥でもあります。

オオルリ狸




雄は大変に綺麗で、背と頭が青色。おなかは白く、顔の部分は黒ですが、雌は雄と違い大変目立たない茶色の体色をし、キビタキ雌より若干大きさが大きいものの、色・形が大変良く似ていて、雌はキビタキ雌と判別しにくい野鳥です。



このオオルリは「ヒタキ」という鶏の仲間で、このヒタキの語源は「火を焚く」=火焚きから来ていると言われています。これはジョウビタキ(北海道では殆ど見られない野鳥とされて来ましたが、近年観察例が多くなってきているようです)という、本州では冬一般的に見られる野鳥が、囀りではなく、普通生活をする時に出す「地鳴き」の声が「カチッ、カチッ」とまるで火打石で火を出す時に似た声を出すものですから、「ひたき」という名が着いたと言われています。

オオルリ2

上記オオルリ♂2枚画像、提供「関口健一様」


そのほか、オオルリを含めこのヒタキ類の特徴は、餌として空中を飛ぶ虫や地面に居る虫をまず目で捕らえてから捕獲するからでしょう。ヒタキ類はみな目が大きく、くるっとして愛らしく見えることが上げられます。



オオルリの場合、青くて綺麗ですし、目は大きくて可愛いし、声も大変美しく、声で日本の三大鳴鳥(コマドリ、ウグイス、オオルリ)にも入るくらいですから、バードウオッチャーの間でも憧れの鳥です。

オオルリ雌




囀りといえば、オオルリの囀りは大変複雑で、本当に綺麗です。これは昔、昔、野鳥を捕獲しても良い時代、また野鳥の鳴き比べ大会などが行われていた昔、オオルリを飼われていた方から鳴き比べ競技会の練習について、私がお聞きしたことなのですが、自分の飼っているオオルリに囀りの練習をさせる場合、その鳥よりもちょっと下手な囀りを聞かせた方が、より上手に鳴く様になる。でもその鳥よりも良い声で、しかも声量が大きいオオルリの声を聞かせると、手持ちのオオルリよりが鳴かなくなってしまうので、調節が難しかったそうです。



また野鳥の囀りは大抵雄のみがすると言われていますが、オオルリは雌も囀りに近い声を出すことがあります。これは抱卵交代などの時に雄と連絡を取り合うためと一説には言われていますが、モズやフクロウなど、雌も雄同様に縄張りを持つと言われている種では、雄も雌も同じく縄張り宣言=囀るとも言われているようです。



囀りも複雑で綺麗、おまけに姿も…。囀る時は大抵樹のてっぺんで囀る青い綺麗な野鳥オオルリ。今年はそんなオオルリにいっぱい会えると良いな、と思っています。


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