2015/03/01(日)16:43
マンガ日本史 中大兄皇子・蘇我馬子・額田王 読みました(^0^)
あっという間に3冊ためてしまってましたね!(^0^;)
今日「額田王」が来たのですが、こちらが今の所一番面白かったかな(^^)
順番に感想を書いていこうと思います。
まずはシュガー佐藤先生の「中大兄皇子」。
石ノ森章太郎先生の「HOTEL」を描かれた事もある方なのですねぇ。
ドラマは見てたな〜。
もう何があっても部下を信じる松方東堂さん。
そして高嶋政伸さんの「姉さん、事件です」。 懐かしい(^^)
で、漫画の方ですが。
ここにきて、初めて血を見たという思いです。
乙巳の変、というのは・・・知りませんでした(^^;)
あの、中大兄皇子と中臣鎌足は 大化の改新で蘇我氏を滅ぼした訳ではなくて(^0^;)
乙巳の変で蘇我入鹿を暗殺したのですね(^^;)
・・・覚えておきます(^0^;;;)
で、漫画はその入鹿暗殺のシーンから始まるのですが
もう最初から8ページは血を見ます・・・(^^;)
何となく、よかったね、これで色んな事が新しく、よくなっていくんだね、みたいな
大化の改新という言葉に対して持っていたイメージは全然なくて。
蘇我氏が滅んだ後も、
母である斉明天皇に良い様に使われている中大兄皇子が
自分がやってきた事、まぁ、周囲の有力者達を排除してきたという事に対して疑問を持ち
中臣鎌足に自分のしてきた事はどうなのかと尋ねるほどに
悩み、迷った姿が描かれていました。
アレ、こんなものだったっけ、大化の改新。 でしたね。
なんですが、
大化の改新の解釈って変わりつつあるそうで
蘇我蝦夷・入鹿が横暴で非道な人間だったとは限らないし、
中大兄皇子や中臣鎌足が正義の味方だったとも言い切れないのだそうですね。
そういう面もあったのかもしれないねと言うことで。
次の 館尾冽先生の「蘇我馬子」。
「フルメタル・パニック!」は 原作も漫画もアニメも存じ上げないので 今検索してみましたらば。
主人公の相良宗介役、アニメでは関智一さんが演じられていらっしゃったそうで(^0^)
という ちょっとした発見もありましたが漫画に戻りまして(^^)
で、まぁ、こちらも イメージ違ったなって感じに 何かちょっといい男の蘇我馬子さんが描かれてました。
まぁ、ちょっと悪い顔もするんですけど その悪い顔がちょっとかっこいい、みたいな(^0^)
漫画の方は幼なじみの炊屋姫との会話によって
新しく仏教を受け入れたい馬子が逆賊を討つに至るところが描かれています。
厩戸皇子も出て来ますね。
逆賊を討てと馬子に命じた炊屋姫に
馬子のやり方は後世で憎まれるだろう、蘇我一族の行く末は決して明るくない、
自分の未来と馬子の未来は重なっているのでは・・・と予言めいた事を言うシーンがあります。
この炊屋姫がのちの推古天皇なんですねぇ。
彼女は厩戸皇子の予言を気にしながら 馬子と共に年を経て行くというところで
この漫画は終わります。
で、馬子の子孫を乙巳の変で滅ぼした中大兄皇子のところに
その弟の妻でありながら嫁ぐことになったのが
額田王ですね。
二ノ宮知子先生。
のだめこそドラマで見ておりましたが
申し訳ないくらいに、作品は何にも存じ上げておりませんm(__)m
アニメの千秋先輩も関智さんだったんですよね・・・それだけは知っているんですが・・・m(__)m
あと今知ったのが アニメの千秋先輩の幼少時代のお声が沢城さんだったとは!!
千秋先輩、西暦2112年に生まれてたら間違いなく公安局刑事課に入ってたようなお声だ・・・
(ごめんなさい、まだまだ頭の中がサイコパスでいっぱいでm(__)m)
漫画の方に戻りましてm(__)m
で、一番最初に書いた通り、こちらの漫画が一番今のところ面白かったです!
歴史を知らないわたしは 額田王と言うと
何だか2人の皇子を翻弄した美女的なイメージがあったんですが(^0^;)
漫画の方は2人の皇子に逆に振り回されたような女性として描かれてました。
大海人皇子との間に子供もいたのに
もう完全に政治の道具として、自分は兄の中大兄皇子の元へ
そして逆に大海人皇子はお兄ちゃんのとこの”若い”姫皇女2人を貰うという
超大型トレードがあったのですね(^0^;)
「この無神経兄弟があ!!」と心の中で叫びながらも
彼女の持つ言霊の力は百済へ向かう兵の士気を上げたりもするんですね。
クライマックスはそのシーンで。
お母さんの、あの2つ前の漫画では何だか悪女っぽかった斉明天皇も
百済行きの船の上で船酔いで吐いたり(^^;)、
そんなお母さんたちを無事出航させて ぐったりしている無神経兄弟と額田王3人が
互いに笑い合うシーンもあったんですが
何だか全然歴史ものの漫画を読んでいる感じじゃなくて
どこぞの音大の学生達の日常の一コマin飛鳥時代みたいな雰囲気で読めた気がします(^^)
いや二ノ宮先生、歴史モノ、いいんじゃないでしょうか?
何だかすごく、額田王との時間的な距離がいい意味で無かった漫画だったと思います(^^)
別の偉人さんの漫画も描いてほしいなってすごく思った1冊でした♪