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テーマ:熱帯魚の水槽で癒されながら(2)
カテゴリ:愛しきもの 旦那様
まずは水草のお引っ越し。
この旦那様の真剣なまなざし! こんなふうに熱い視線で久しく見つめられてないなあ、と気付く妻にも気付かず、黙々と作業を続ける旦那様。 こんなふうに旧い水槽からバケツに丁寧に移し、そおっと移植。 水草の移植完了。 中の魚は代替わりして、10年前のものはいないのだが(と思う)この真ん中の水草だけは名古屋時代からずっと彼を見守ってくれている、十年選手である。ひと株の小さい水草が10年でマングローブ状態に。 お水が入ってこんな感じに。 お魚を一匹一匹掬って、新居に移動。 日記に書くと簡単なこの水槽のお引っ越し、実は旦那様はお昼ご飯も食べずに、延々とひとりで水槽と格闘。 「濾過」「アンモニア」「バクテリア」「水温調節」・・・わけのわからない独り言を発しながら、ひたすら水槽を見つめ、手を水の中に浸し、何かを計測しつつ、6時間以上も作業に集中。 「ああ、やっぱり好きなんだなあ」と久しぶりに旦那様が好きなものに向かう姿に心を打たれる妻である。 以前の水槽は、もうかなり安定していて、彼が手をかける時間は10年前に比べて格段に減ってきていた。 「安定しすぎると、面白くない」と言いつつ、仕事から帰りご飯を食べるために食卓に着く前に必ず熱帯魚と海水魚に餌をやり、しばし水槽を見つめる彼である。 太古の昔に、狩りから帰ってきた男達がしばし「暖炉の火」に向かい、心を無にしていたのであろう大切な時間に、彼は水槽に向かっているのだと理解している。 企業戦士から、家庭人に変わる、彼の毎日の儀式のようなものなのだろう。 この水槽の前で、どんな新しい10年が映るのだろう。 新しい水槽が、彼と私達を見守ってくれますように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年01月28日 20時03分41秒
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