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2002.08.07
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 先程、ニュースで「週刊少年ジャンプ」に掲載している人気漫画家が買春をして逮捕されたと報じていた。なんでも8万円で女子高生を買ったらしいが、呆れてものが言えないとは正にこの事であろう。紛いなりにも世間に名を売っている立場の人間である。人様から読まれた事の礼金を受け取って生活している立場である。それを判らずに(ある程度は判っていたと思うが)買春していたというのは情けないと共に、読者の気持ちを大いに裏切ったといえよう。そして、これでこの漫画家の漫画家としての『生命』もほぼ完全に終わったであろう。

 これに直接関係する訳ではないが、随分前から少年漫画のモラルがおかしくなっている。私が少年漫画を買うのを止めてから彼此20年くらいになるが(所謂ヤング誌は20代になってから買っていたが30代になってからは再び漫画類は一切買っていない)、当時も多少描写が乱れていたとはえ、まだ可愛さがあったし、それ以外の「普通に楽しめる漫画」が沢山あったから、それほど強くは感じなかった。然しここ最近の漫画の性描写は明らかに乱れていると思う。まだヤング誌なら……と思えない事もないが、さすがに少年誌になってくると問題である。

 そもそも漫画とは何なのか? 娯楽の一つではないのか? 人を楽しませる方法の一つであろう。然も少年誌は対象年齢が(大人も読むが)低い。何せ『少年誌』と名乗るのだから当然であろう。そうなるとやはり描写には必要以上の配慮がなければならない。はっきり言って今の少年誌の内容は(一部については)エロ漫画と一緒である。エロ漫画が堂々と一流出版社から平然と売られているのは明らかにおかしいことである。
 いったい昨今の編集長及び編集者は、どこに掲載基準を設けているのか問いたい。本来の基準は「面白いもの」ではないのか? 勿論その「面白い」という中にも基準(倫理)があるのだが、エロ系統は基準から除外するべきではないか? 漫画雑誌には対象年齢基準を記していないが、だからといって何でも載せれば良いというものでもない筈である。

 今も語り継がれている漫画が多々ある。例えば「巨人の星」「あしたのジョー」「ドカベン」などの所謂「スポ根もの」が未だに語られるというのは、それだけ内容がしっかりしていた訳であるし、本当の意味で読者の心を打った訳ではないか。多少は背景に流行というものがあったと思うが、それも後からついてきたものである。人気は作り出すものではない。あとから勝手についてくるものである。そうでなければいけない。そしてそうであったからこそ、新世紀になっても語られるのではないか。
 果たして、ここ最近のエロ系統漫画が将来語られるかといえば、まず話題の端すら乗らないだろうと思う。それは漫画家としては悲しい限りである。所詮一種の添え物、お飾りとして扱われるのがオチなのである。それで良いのか? 漫画家としてのプライドを大いに傷つけられているのが判らないのか?

 エロ系統漫画と共に問題視しているのが、漫画家の描く力量が落ち込んでいる事。昔の漫画は楽しいと同時に力作揃いだった。しっかりとしたタッチで描いていた。例えば未だに人気が衰えない「こち亀」の様な細かい描写をする漫画が沢山あった。本当に読みごたえがあったのである。ところが今の漫画は明らかに描く力量が不足している。そして汚い。本当に漫画を勉強してきたのかと聞きたい。
 またネタが被り過ぎているのも問題である。一つが流行れば似たような漫画が出揃う。流行に便乗してどうする? どうしてもっと独創性を出さないのか。何が流行っているのか、ではなく「自分が描きたい事は何なのか」を考えるべきである。そして採用する側も描き手の気持ちをもっと理解するべきである。安易に流行だけで判断してはいけない。この漫画を続ける事で将来も語られるかどうか、沢山の読者を後世も獲得できるか、を考えるべきである。

 他にも、暴力&ブラックユーモア系の漫画は対象年齢を考えるべきである。まだ日本人に倫理観があれば良いが、今の時代は欠落しているのである。はっきり言えば「気違いに刃物」同然なのである。ブラックユーモアを理解せず、根っからの勤勉実直さが手伝って、本当に真に受けてしまうのである。昨今の犯罪にはそういった傾向も強い。いくら一流雑誌社から刊行されているとはいえ、影響力の大きさを実感するべきである。現実に一流雑誌社に所属する漫画家が買春をしてしまったのである。これ程笑えない話はない。

 高校生が「積む」という字を書けなかったという衝撃的な事実が判明。小学校で習っている筈で、読むのは勿論、書くこともできて当然でなければならない。この背景には本を読まなくなった、先生が指導しなくなった云々の理由が挙げられているが、私が思うに、携帯電話の略記号や巷に流行る「短縮言葉」も原因の一つであると感じている。何でも縮めれば良いものではない。それを流行らせた媒体及び第一発言者の責任も大きい。
 また、テレビ媒体のテロップ表示に「ひらがな」が当たり前の様に載っている事も問題である。例えば「ら致」「危ぐ」などと書かれたら(真っ当に考えたら)それが正しいと思ってしまう。そんな言葉を書けという問題は世間に存在しない。ら致は「拉致」、危ぐは「危惧」と書かなければ採点してくれないのだ。

 それに因んでという訳ではないが、今日の朝の情報番組で耳を疑う出来事があった。TBSで放送している「おはよう! グッデイ」に露木茂さんと一緒に司会を担当している久保田智子アナウンサー、その人である。久保田アナは北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の金正日(キム・ジョンイル)総書記の名前が言えなかった。例えば金総書記がそれほどニュース性のない人物だったら(あまり話題にならない人であれば・然しアナウンサーであればどんな人の名前でも読めて当然である。読めなければ読めるように勉強しておくのが筋)かなり大目に見れるが、世界中で話題になっている人の名前を読めないというのは、情報番組と共にアナウンサーとしても致命傷に近い。これは些細な事とTBSは認識しそうだが、それは間違っている。罰金若しくは降板も視野に入れて考えなければいけない(なんといっても『報道のTBS』という肩書であるのだから)。どうもビジュアル的なアナウンサーばかりを起用する傾向にあるが、それだから若者の言葉もおかしくなるのだ。テレビ媒体、特にアナウンサーは国語の教科書の実物版である。それが満足に話す事や読む事ができなければ、いくらニュースで漢字離れが進んでいると嘆いても『糠にクギ』なだけである。

 その点、所謂「フリーのキャスター」さんはまだしっかりしている方だと思う。清原久美子さん、白沢みきさんなどのフリーのキャスターさんはすべての事が自分の給料及び今後の仕事に影響するだけあって真剣そのものである。特に白沢みきさんは番組を殆ど一人でこなしている。ニュースも読めば流行の事柄も紹介する。パソコンも自分で操作している。勿論放送の部分はテレビ局の人間が行っているが、基本的に一人ですべてをこなすくらいの力が局アナ自身にもなければいけないし、人気が出たからフリーになるという考えで世間に飛び出したら大怪我をするだけである。また、人気先行型でニュースやコーナーを任せるのも問題である。真面にニュースが読めて、尚且つ真面な言葉が話せる様になっていなければ、単なる遊びの延長線である。

※次回(8月8日)は「高校野球」について書きたいと思います。





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最終更新日  2002.08.08 13:39:33
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