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テーマ:天然石のある生活(460)
カテゴリ:日々想う事
高校生の頃、通学で利用していた京都駅の近くにアバンティというショッピングモール(?)があり、その中に大きな本屋さんがあったので活字中毒の私は毎日のように通っていました。
そこに、心ときめかせる出会いがあったのです。 パタリロという少女漫画の作品中にあるエピソードで石の中に魚と水が閉じ込められていて心清い乙女が磨き上げるとそれはとてつもない繁栄の宝物となる。というのがあって心に残っていたのですが、そのアバンティの『石コーナー』みたいなところに水の入っている石があったのです。そりゃあもう、心が踊りました。 完全に固まっている石の中に水が入っているなんてすごく神秘的で、しかもお店の方にお願いしてちょっと振らせて貰ったら、チャプチャプと音がした上磨き上げられた面にかすかに水滴が踊っているのが見えるのです。 その音と感触と言葉に出来ない感動で電気が流れたみたいでした。 めちゃめちゃ興奮しました。 けれど、月のおこずかい3000円でそれらが全て本代に消えていた当時の私にとってその水入り瑪瑙の購入は夢のまた夢でした。 最近またパタリロを読んで当時の気持ちが蘇り、主人にも了承を得て探しているのですが今度は納得のいくようなものを探すと高すぎて、他のものではあのドキドキ感は得られないというジレンマに陥っています。 今は手に入れる時期じゃないんだなあ。と首を長ーーーくして手ごろな値段で私の気持ちに電気が流れるような、そんな『水入り瑪瑙』との出会いを待っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.01.16 20:03:57
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