Mizumizuのライフスタイル・ブログ

2008/11/22(土)01:09

アグネスホテル(神楽坂)のフレンチレストラン La Collineでランチ

Gourmet (European)(23)

細い路地にゆかしい雰囲気の漂う神楽坂周辺は、ときどきぶらっと歩いてみたくなる。 その神楽坂にほど近い丘の上にたたずむアグネス・ホテルは、ちょっとした隠れ家的な雰囲気。 ここのフレンチレストラン La Colline は、コストパフォーマンスでは、都心のホテルのレストランとしてはかなり頑張っている。 ランチは2500円(サービス料、税別)で、とても人気がある。 (注:現在は3000円に値上げされたよう) 前菜。肉と野菜のポトフのテリーヌ仕上げ、マスタード風味。 見た目は爽やかにおいしそう。まずくはないです、もちろん。けど個人的にテリーヌってのがどうもネ…… フランス人はこ~ゆ~固めたような食い物が大好きなワケだが、どうも保存食に見えていけない。 季節のポタージュは、インゲン豆のスープでした。上品に仕上げてあって文句はとくにないのだが(といいつつ)、もう少し野菜の風味が強くてもいいかな、と。日本の野菜はクセがないので、そのへんは仕方ないかもしれない。総評としては、マル。ポタージュの美味しいフレンチレストランは信頼できる。 「サーモンの火入れを楽しんでください」と自信たっぷりに供されたメイン。サーモンが寝ているベッドは根セロリのピュレだそうで。ソースは赤ワイン風味。 と、いろいろ工夫してるわりには、肝心のサーモンが生臭くて…… これはハズレ。見た目の美しさには文句ないけど、やっぱり材料をケチってませんか? 2500円のコースだもんねぇ。 もう1つのメインは、ヒナ鶏のロースト、香草パン粉焼き。連れ合いがオーダーしたもので、Mizumizuは食べてないけど、ボリュームたっぷりで味も合格点だったよう。 デザートはよくある盛り合わせ。もちろん、それぞれ美味しいです。飛び上がるほどではないけれど。東京のフレンチレストラン、それもランチとなるとこういう盛り合わせばっかり……  日本人ってそんなに「ちょっとずついろいろ」食べたいのだろうか? 味が混ざっちゃってイマイチだと思うし、そろそろこのブリュレ系+焼き菓子系+アイス系+果物のワンパタの盛り合わせにも飽きませんか? みなさん。 …と、味はあんまり褒める気にならないのだが、考えてみればこの立地でこの値段でコースを出すなんて、シェフにとってみれば大変な苦労だと思う。 味も冒険を避けた日本人好みの日本風フレンチ。これだけ見た目を美しく作れるのだから、もう少し値段を上げて、その分素材を選んで自由に作らせて、このシェフの作る世界を味わってみたい気がする。ホテルのレストランで2500円(現在は3000円のよう)というのでは、たぶん作るほうにとっては制限がありすぎかも。 ただ、値段を考えれば(3000円に値上げされたとはいっても)、一度行って損はしない。人気があるので、週末は予約必至。 サービス係もフレンドリーでマル。一生懸命明るく振舞うお仕事、大変だろうなぁ。 食事のあと、「いかがでしたか?」と聞かれて、まさか面と向かって、「見た目はきれいだけど、味は平凡だね」なんて言うわけにもいかず、「お値段考えると、大変満足しました」と答えてしまった小市民のMizumizuだった。

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