グリーンアンドフラワー

2011/03/27(日)16:36

自分の水を確認しましょう。(パニックにならないよう)

世間話(387)

こんにちは、東京では水のパニックが起きています。 利根川水系・荒川水系の水を取水している、金町浄水場でやや高い濃度の放射性物質が検出されたことがきっかけです。 大人が飲んでも問題ない量なのですが、体重(体積)の小さい乳幼児には飲ませないようという制限が、一時出ました。 現在では、数値も下がり、制限も解除されたのですが、原子力発電所問題にナーバスになっているところに、ついに東京も・・・という情報が広がり、パニックが起きてしまいました。 最近では、通販でも数週間待ちの特需に発展しています。 今、水を売る業者は、空前の売り上げに大喜び、この楽天でも、水の販売の広告がいきなり増えました。 しかも、水を求める動きは、東京に限らず、関東近県全域に広がっています。 中には金町浄水場に関係のない地域の方まで、パニックになってしまいました。 我が家では、非常用に備え、地震前から汲み置きの水が大量にあるので、今回の騒ぎには巻き込まれておりませんが、私の周りでも、大勢の方が大騒ぎしております。 これ、焼酎ではありませんよ。 全て水です。 こうのようにして、4リッター入りのペットボトル20本=80リットルを、非常用に汲み置いています。 我ながら、よく飲んだものだ(笑)  「水を買わなくて良いの? もう、どこにも売っていないよ。」  「どこかで、水が手に入らないかな? もう、心配で心配で・・・」  「大人には、まるで影響ない量ですよ。」  「ラジウム温泉よりも、濃度は低いですよ。」  「金町の話しなので、大田区は関係ないと思いますよ。」 いくら説明しても、「政府の発表が・・」「新聞が・・」 完全に思いこんでいるので、詳しく新しい情報が理解できず、混乱が混乱を呼ぶ状況になっているようです。 さらに悪いことに、そう言う人が新しい情報源(スピーカー)になり、間違った情報を広げるので、悪い連鎖が断ち切れません。 東京地域の方しか通じない話ですが、仮に、私が住む大田区に金町の水が来るとしても、 金町は、東京で一番千葉より、つまり地図上は上の方に位置しています。 私が住む大田区は、東京の南の方、地図上では下にあり、多摩川を挟んでお隣は横浜です。 金町の水が大田区に来るには、大手町や新宿、池袋、皇居、渋谷、などを通過してこなくてはならず、ほとんどの水は、そこで消費されてしまいます。 まず、金町の水が、我が家に来ることはありません。 過去数年、日照りで取水制限もありましたが、水が枯れたのは利根川水系で、東京の北の方。 大田区は、小河内ダム・多摩水系なので、取水制限になったことはないのです。 つまり、皇居をはさんで、東京の水系は分かれるのに、大田区の人も、目の色を変えて水を買いに走っています。 今日は、水が買えないので、お茶の買い占めが始まったそうです。 お茶まで、買い占めの対象になり、一人一本に制限されたと聞きます。 お茶の次は、缶コーヒーでしょうか? ひどいことになっています。 参考までに、東京都水道局のHPを紹介しておきます。 東京にお住まいの方、自分の地区をクリックすると、水源、取水場や浄水場、水質が確認できます。 東京の水源と水質ですよ。 運が悪く、金町浄水場だった方も、あせることはありません。 もう、放射能はほとんどないのですから。 ただ、こういうときのために、騒ぎが落ち着いたら、汲み置きの水をお勧めします。 水道水なら、塩素も入っていますので、数ヶ月は保存できます。 保存のこつは、空気を入れないこと。 口元まで、水で満たすことです。 古くなった水は、トイレを流すなり、風呂に入れるなりして、新しい水と替えましょう。 我が家は、半年くらいで、新しい水と替えています。 東京以外の方も、自分の地域の水道局のホームページで、水源(ダムや川)、取水場(水を取る場所)、浄水場を確認しておくと良いです。 いろいろな情報に惑わされず、自分で正しい情報を確認するよう、頑張りましょう。 追記、全国の放射能の濃度がわかるサイトです。 ブロとも、エルモさんのところから、拝借してきました。 要チェックですね。

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