#チームの構築 #NBA #wowownba #レブロン @KingJames
10/30/2014 1 2 3 4 total New York Knicks 18 24 25 28 95 Cleveland Cavaliers 25 19 20 26 90 Quicken Loans Arena, Cleveland, OH NYでは、カーメロ・アンソニーが25点6アシスト、イマン・シャンパートが12点、ジェイソン・スミスが12点、J.R.スミスが11点7アシスト2スティール。前の試合とは一転、攻守ともに機能していた。特に、オフェンスは全く違うチームのようであった。チーム全体のFGは53.6%で、3PFGは6/12の50%とショットの確率が良かった。ボールが回っていて、良い形でショットを放っていた。たしかに、ボールや選手の動きが止まる場面もあったが、トライアングル・オフェンスが早々に習得されるわけはなく、良かったり悪かったりするだろう。さらに良かったのが、エースのメロに得点が集中しなかったことである。数字としては集中しているが、試合の流れとしてはメロがそこまで目立たなかった。メロが無理せず、チームの流れの中で得点を上げた証拠であろう。もちろん、ファウル・トラブルで試合時間が抑えられたということもあるが、その点を差し引いても、上記の良さは言えるだろう。4Qにはレブロンやアービングが40分を越えるプレー時間であったが、メロがしっかり休めて、クラッチタイムにプレーできた。この点も良かったであろう。また、J.R.スミスも個人技をなるべくしないように心がけているように見られた。トライアングル・オフェンスを意識しているように見えた。もちろん、4Qのクラッチタイムには個人技でチームを引っ張った。あのJRが。それだけトライアングル・オフェンスが勝利に結び付くという評価を受けているということなのであろう。また、主力とされていないジェイソン・スミスやクインシー・エイシー、シェーン・ラーキンの活躍も良かった。特に、エイシーは10リバウンドとハッスルプレーでチームに勢いを与えていた。この試合では、NYの良い面が出た。しかし、改善の余地は十二分にある。この改善をいかに進めていくのか。改善が進んだ時にはこの試合のように勝つ試合ができる。選手も俄然、まい進するだろう。 クリーブランドでは、カイリー・アービングが22点7アシスト5リバウンド2スティール、ケビン・ラブが19点14リバウンド4アシスト、レブロン・ジェームズが17点5リバウンド4アシスト、アンダーソン・バレジャオが10点、ディオン・ウェイターズが10点。レブロンがクリーブランドに戻り、初戦。まさに開幕であった。選手紹介の時に、会場は大盛り上がりであった。まるでファイナルのように。こんな開幕は見たことがないし、今後も見ることはないだろう。チケット代が、他のチームの開幕戦よりも10倍高いプレミアムが付いているという話もあった。たしかに、あの雰囲気を考えるとうなづける。クリーブランドの方々にとって、レブロンはまさにヒーローであることが分かる。これに、試合結果が付いてくれば、なお良かったであろう。しかし、NBAは甘くない。良い選手を集めただけで勝てるわけではない。かみ合っていない場面が多かった。レブロンは8のターンオーバー。その影響で、チーム全体でも19ものターンオーバーを犯してしまった。単純な連携ミスで、パスが誰もいないところに行くということが何度もあった。良いことでもあるが、各選手がパスを重視していて、ゴールを目指さず消極的に見えた。もちろん、個人技だけでは勝てないが、バランスが必要である。プレーヤーとして気になったのが、ラブである。攻守ともにラブのスクリーンが気になった。オフェンス時では、3ポイントが打てるため、ゴールにではなく、外に動く。中が空く時も、外にステップしていた。他方、ディフェンスでもスクリーンをかけられた後のマークマンについて、連携ができていないため、ノーマークをつくってしまっていた。やはりチームの構築には時間がかかりそうである。そこはレブロン。レブロンがどうチームを引っ張っていくか期待したい。