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カテゴリ:歴史・文化
まだ、沖縄も小笠原諸島も返還されていなかった時代をリアルタイムで知っている。大概の人間は返還される以前の沖縄や小笠原諸島を知る人は少ないであろう。 返還される以前はアメリカ領土である。小笠原諸島は、東洋のガラパゴスとまで言われた動植物の固有種が多い島々である。進駐軍は固定された空母と揶揄(やゆ)していた。そんな時代、新聞配達をして得た給料で、環太平洋の島々の生活や自然を網羅した図鑑みたいなものを購入した。パプアニューギニアなんかに非常に惹かれたのを記憶している。小さいながらこそ、その未開の地さ加減や自然と共に暮らす人々に憧れた。色鮮やかな色彩に溢れる知らない国々に憧れたのだ。小学生なりに覚えている。 その中に「日本の領土なのに日本じゃない島々」と称されて紹介されていたのが、この小笠原諸島である。否嘉門さんと大人になって、返還されたら、絶対に小笠原諸島に行こう~!と話していたのを記憶している。人生の大きな夢だったように記憶している。大人になったら絶対に行くんだぁ~と豪語していた記憶がある。 しかし、現実問題として当時、船旅で片道一週間掛かると言われていた。今も大差なと思うが。当時は飛行場は無かった。そんな話しをしていたすぐの翌年だったかに返還された。(この辺はかなり曖昧!)その後に沖縄が返還された。こっちはかなり大きくなってからの返還だったけどね! 今日はなぜ、小笠原諸島を書いているかは、皆さんのご想像通り、この小笠原諸島がユネスコ世界自然遺産登録に、ほぼ間違いない所まで来ている。今の状況下では遺産登録される。ユネスコ諮問機関が「登録は妥当」と公言しているからだ。 テレビで小笠原諸島の海の中を紹介する事は多いが、陸上の動植物にスポットを充てる事は少なかったに思えるが、今後増えるに違いない。今から楽しみなのである。リクハコガメやオガサワラオオコウモリ、独自の進化をしたカタツムリなど、紹介して欲しい動物も沢山いる。アオウミガメの産卵場所も多いんじゃなかったっけかな? あっそうそう、小笠原は東京都小笠原村だったと思う。東京都内唯一の村だったかに記憶している。都心から約1000キロメートル離れ約30ほどの島々で構成されている諸島だったと思う。人口が一番多いのが父島。母島や婿島などの名称が付いている島がある。近くには諸島に含まれないが、戦争の傷跡の深い南硫黄島がある。硫黄島が陥落すれば、B29爆撃機の飛行可能距離の中に日本中が入る事から、死守を言い渡された島である。確か栗林中将が陣頭指揮じゃなかったっけかな?島の形が変るほどの爆撃を受けた可哀想な島である。 今日は雨降り。車で行かねばならない。
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