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未知之国・夢紀行3

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Jul 26, 2011
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カテゴリ:歴史・文化

合併して青森市になったけど、旧浪岡町の山間部の集落。青森空港西側に正しく落人集落とも呼べそうにポツネンと存在している集落がある。山深く、平地が少ない旧浪岡町と青森市を結ぶ旧道沿いにあるのだ。

王余魚沢 集落である。

これを読めますか?以前からどうしてこんな名前になったんだろうと気になっていた。「かれいざわ」と読みます。王様が余した魚がなんでカレイと読めるんだぁ~?気になって調べたが明快な回答がどこにもない。


旧王余魚沢小学校
IMGP5003.JPG

諸説あるのだが、鎌倉時代から戦国時代この辺一体は北畠一族が支配していたのだが、その重臣に軽井沢源左衛門という武将がいて、その者が治めていたらしい事までは分かった。その者の苗字が付けられた~とする説。だったら軽井沢(かるいざわ)でいいじゃん!かるいざわをわざわざ、王余魚(かれい)に変える必要性はどこにもない。


IMGP5001.JPG

また、枯飯(かれいい)から来たとする説。武士が戦地に赴く際に携帯のお米を持参していた。それが枯飯とも干飯とも呼ぶのである。ご飯を干した物だと思ってね!また、餉(かれい)から来たとする説。これは山道を進む際、この地で弁当などを食べたとする説である。こっちの方が信憑性は高い。しかしまた、餉を変える必要性は見当たらない。

山道を進む際に、この地で昼食なり、弁当を広げるなら昼食所(めしどころ)とでも名づければ良かろう。どうしても、後日談として現代人が後付けしたにしか思えない説ばかりなのである。


IMGP5002.JPG

そこで鉄爺28号は考えた。

王余魚沢奇譚

昔々、この地を北畠様が支配する、さらにその前じゃった。とても部下思いで部落民を大切にしていた豪族がおっての、在所の者たちは大層お慕いしておったのじゃ。いいお殿様の元で暮らせる安穏な日々を享受しておったのじゃが、このお殿様、不思議な事に、毎日毎日、鯛やヒラメといった魚を夕餉に食べていたのじゃ。海から遠く離れた山間の集落で、部下を買い物に出掛けさせても居ないのにじゃ。調理する家来衆も毎日、首を傾げておったそうじゃ。そして、家来や村人に、とても新鮮な魚を分け与えてくれるのじゃ。しかも決まって下さるのはカレイだったそうじゃ。

いぶかしんだ家来の一人が重い口を開けて聞いた所、殿様はとうとう白状したそうな。「実はの、我が柵には海に繋がっておる池があるのじゃ!そこで毎日魚を釣っては、食しておるのじゃ~」家来「そうでしたんですか、でもどうしてカレイばかりなのです?」殿様「ふ~む。わしはカレイが嫌いなのじゃ」だそうな。それが今の王余魚沢沼なのじゃ!

※注釈:柵は住居兼砦といったお城の前身のようなもの。

とっつばれ。
奇譚は日本昔はなし・常田富士男さん口調を真似して読んでください。マネない方は読んではいけません。

あれ、今日は王余魚沢倶楽部の話を書きたかったはずなのに昔話を作ってしまいましたぞぃ~!あははは~ごめん!






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Last updated  Jul 26, 2011 09:24:13 AM
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