246 今日はお彼岸の中日です。春分の日ですね。先日、カミサンの叔父貴の一周忌があった際、和尚様と会話した。彼岸はあの世の岸、此岸は現世の岸。これはみなさん知っての通りですが、これを隔てているのが三途の川だとばかり思っていた。その話を和尚様に話したら一笑に伏せられた。
私の思い違いだったのだ。死んだ人が渡るのが三途の川。こっち側にいても死んだ人なのだ。死んだ人しか渡れないのだから。だからあの世に流れる川が三途の川なのである。しかし、彼岸と此岸は、死んだ人の住むあの世と、生きている私達の世界・現世なのである。この間には川はないのだそうだ。彼岸と此岸は隣り合っているかもしれないし、大海があるかもしれないと話す。
それからお寺に支払う「お布施」と言う事にも触れた。今ではお寺さんに支払う金子(きんす)の事だと誤解している人間が多い~と言う。本来、お布施とは、優しい心であったり、人が人を思いやる心だと話す。お寺さんに金子を支払えない人が昔々はお寺の掃除を手伝ったり、仏像を綺麗にしてあげたりするのが本来の姿で、先祖に手を合わせる事も立派な布施であると説いていた。
それができない人間達がお金で済ませるようになった事から金子が布施となってしまったようだ。彼岸の中日にあたっての思いを書いてしまった。およよ~写真を何にしようか迷ってしまう。