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テーマ:仕事しごとシゴト(23668)
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同僚の紹介で、今日からボランティアで、韃靼人に日本語を教え始めました。
内モンゴル区から来ている韃靼人の若者、苗字も韃靼君。 韃靼人はひょっとしてみんな、韃靼っていう名前??? 日本語はまだあまりできませんが、留学している奥さんと一緒に、日本に来ています。 勉強熱心、やる気満々、善良そうな青年です。 将来は日本とモンゴル、中国で貿易をしたいそうな。 今日、牛乳という言葉を教えていたら、馬乳はないのか、馬乳は体にいいのに、と盛んに言っていました。 食べ物のことを教えて、肉の種類になったら、すかさず、羊が出てきました。 ポテトチップスも、てんぷらも、とんかつも知らない…。 食文化、随分違うもんなあ、でも、中国人だからラーメンは知っているんだ、 と思いながら、 蕎麦の絵を見せ、「そば」と教えたら、 「これ、おかあさん、作ります」 …え? ああ、おかあさんが手打ちで中華麺つくるんだ、 と、思い、ラーメンをさして、 「これと違います。こっちは日本のそば」 「はい、でも、作ります。たくさん、日本に(持ってくるというジェスチャー)」 …え??? 「あ、でも、それは小麦粉(絵で麦を描く)の蕎麦でしょう?日本の蕎麦は、(茎が赤いそばもどきの絵を描き)ちがいます。麦ではありません」 「はい、こっちです。そばです。こっち(麦)ではありません。たくさん、日本に (モンゴル語)(運ぶジェスチャー)モンゴルで作ります。たくさん作ります」 その時になっても、韃靼そばという言葉がぴんと来ていない、鈍い私。 「ああ、そうなんだ、モンゴルからそばを輸入しているんですね?」 (字を見て)「そうそう、ゆ、にゅう」 ああ、お母さんが蕎麦を打っているわけじゃないんだ。きっとお母さんが畑で蕎麦を作っているのか、なんか、そういうこと??? ああ!!! 韃靼蕎麦だ!!! そうだ、…モンゴルから来ているんだ。韃靼蕎麦は。 韃靼君と聞いたときに、韃靼蕎麦と同じ韃靼? と思ったのに、 本当に鈍い私でした。 知らないって恐ろしいな…。 先入観って、恐ろしいな。 お母さんが作っている、と聞いただけで、もう、頭の中には、中国の丸いまな板で小麦粉練って、びろーんびろーんと宙で延ばして、中華麺作っているモンゴル人のお母さんの姿が浮かんでしまった。 今度、ポテトチップス持っていってあげよう。 いつかてんぷら食べに行こう、とは誘ってあげたけど。 ほんとに知らないのかなあ…。 南林間まで、2キロ1500円の羊の肉を買いに行くと言っていたから、ほんとに知らないかも…。 異文化とのふれあいは、いつでも楽しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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