ハワイアンコナでコーヒーブレイク

実家の両親が久しぶりに来たので、お昼ごはんを食べに、近くの
ファミリーレストラン、ジョナサンへ。

主人にとっては久しぶりの外食。
このところ、薬の調節が難しくて、なかなか体調がはっきりしない主人、
近くのファミレスくらいなら、と、一緒に行きました。

以前はファミレスなら、ハンバーグかシチュー、と決まっていた主人は、
病後食事制限が出たせいもあるでしょうが、
ともかく、メニューを見ていちばん安いものを注文する…。
大体はピザ。
全部食べられなくても、人に分けられる、ということもあるのでしょうが…。
ファミレスでピザを頼むたびに、「まずい、」というのに、
今日も、長い時間メニューを眺めて、
「これ」と、ピザを指す。
「たまにはハンバーグ食べたらいいのに。夜軽くすればいいんだから」
と、勧めても、「いや、これ」

病院のレストランで食べることはあっても、大体、小さなパンと、
｢コーヒー、半分こでいい、勿体無いから」
などと、倹約しようとする主人に、
今日ぐらいはいいじゃない、高いレストランじゃないんだから、
と言いたかったけど、
頑固な主人は決めたら譲らない。

少食の母はBLTサンドだったが、
健啖家の父、娘、私はそれぞれ、
オムレツシチュー、ハンバーグにライス、鶏のから揚げのみぞれ和えにライス。
やっぱり食べちゃうんだよな、この三人は、結局。
｢パパもハンバーグにすれば？」
「いや、いい」


案の定、主人はピザ二切れを残して、娘と父に手伝ってもらう。
やっぱりあまり食欲ないのかなあ…、と心配すると、
やおらデザートメニューを取って、
「これ、」

…え？　

チョコレートパフェ。

た、食べるの？？

他の連中にも、さかんにデザートを勧める。
が、さすがにたっぷり食べた3人は、コーヒーさえ入らない様子。
結局、私だけフラッペ宇治金時をお相伴しましたが、

主人は若い頃から、チョコレートパフェが大好き。
よく二人で喫茶店に行っても、一緒にチョコレートパフェを食べたもんですが、

病気をしてからは、家でアイスクリームを食べるくらいで、
チョコレートパフェなんて、
一体何年ぶりだろう。

そうか、初めからこれが食べたかったんだ。
だからピザにしたのか。
久しぶりの外食で
ハンバーグにしようか、軽いものとパフェにしようか、
迷っていたに違いない。
なんだか、ほっぺたが緩んでしまいましたね。

チョコレートパフェと言っても、ジョナサンのそれは、
チョコバナナソフトクリーム、と言って、生クリームなしのパフェですが、
量はすごい。

それをぺろりと食べたので
「よく食べたね」
と言うと、
器に残っているコーンフレークスを指し、
「ほら、こればっかり、いんちき」
別にいんちきじゃないだろうけど、
アイスクリームは主人でも充分食べられる量だったというわけでした。

やっぱり、ファミレスでもたまには外食したかったんだろうな…
と、
時々友人とおいしいランチを食べている私は
ちょっと申し訳ない気分に。

息子が帰ってきたら、近場で安くて美味しそうな店を開拓して、
四人で行くことにしよう、

と思いつつ、
結局私は、必ず食べるわけね、
ということに、今さらながらに気がつきました。