テーマ:サッカー日本代表♪(1549)
カテゴリ:サッカー
オリンピック2024決勝トーナメント1回戦日本vsスペイン戦の細谷選手によるゴールシーンについて。攻撃の細谷選手は、身体のほとんどがオンサイドにいたのだが、縦パスが出た瞬間、わずかに足先がオフサイドラインからはみ出ていたので、VARによりオフサイドと判定された。
現行ルールでは細谷選手はオフサイドになってしまうので、審判およびVARスタッフの判定は間違っていない。そもそもオフサイドは「攻撃選手がゴール前で待ち伏せしたらダメだよ」というのを前提に設けられたルール。細谷選手は待ち伏せしてないので、オフサイドの概念からすると、オフサイドを取らないのが本来の自然な流れだ。 オフサイドはサッカーにとって重要なルールなので、もう何十年もルール変更が議論され、実際に変更もあった。細谷選手のようなケースはオフサイドにすべきではないとすでに考えられていて、ルール改正の動きがある。新ルールとして検討されているのは「身体の一部でもオンサイドならオフサイドにしない」というルール。ただ、そのルールが適用されると、サッカーのプレイに大きく影響する。攻撃側が有利になり、守備の負担が増える。守備側が「オフサイドを取りに行く」というプレイは減り、守備選手は攻撃選手にしっかり付いて、マンマークしていくような戦術が必要になるだろう。 「身体の一部でも」というルールだと、プレイへの影響が大きすぎるので、たとえばオフサイドの適用を「手足を除く身体」を基準にすれば、現行ルールとのバランスを損なわずに、オフサイドを適正化できそうに思う。手や足は選手の姿勢によって大きく幅が変わってしまう。手足以外の身体なら、幅は変化しないので、本来のオフサイドの概念に合致した判定が可能になると考えられる。 オフサイドの適用が緩くなれば、素晴らしいゴールシーンが取り消されることが減り、ゴールが増えてよりエキサイティングな試合展開が期待できる。細谷選手のゴール取り消しによって、多くの人がオフサイドのルール改正の必要性を認識したのではないだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年08月03日 16時00分44秒
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