テーマ:DVDレコーダー(483)
カテゴリ:ユビキタス
残念であるが、次世代DVDの規格統一が実現せず、「HD―DVD」と「ブルーレイ・ディスク(BD)」の2方式の商品が当面、併存することが確実になった。
両陣営の交渉が決裂し、東芝が28日、年末からHD―DVDプレーヤーの限定発売に踏み切ると表明したからだ。BD陣営のソニーと松下電器産業も強硬姿勢を崩さず、「消費者不在」との批判が高まりそうだ。 IT業界を代表する米マイクロソフトと米インテルも27日、「HD支持」を表明。追い風を受けたHD陣営は、IT業界での劣勢を巻き返す。 ハリウッド勢を取り込もうと、両陣営は容量や製造コストなどを競うが、消費者の利益を考える姿勢は乏しい。70年代後半からの家庭用VTR「VHS・ベータ戦争」では、負け組になったベータの一部メーカーが巨額の損失を被ったり、消費者が買い直しを余儀なくされたりした。 今回も、その二の舞いになる恐れがある。 消費者が「勝ち組」を見極めようと買い控えれば、市場は広がらない。このため、BD採用を表明していた韓国のサムスン電子は、したたかにも両方式の兼用機の開発に初めて踏み切る。 ソニーの中鉢良治社長は「来春には両方式が商品化されるだろう。(勝敗は)市場が決めること」と冷淡だ。 朝日新聞へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
September 29, 2005 05:47:22 AM
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