ユビキタスモバイルの夢

足の親指が付け根から人さし指側に曲がってしまう外反母趾（がいはんぼし）の矯正や予防に役立てようと、埼玉県行田市の「ものつくり大学」の研究グループが新タイプのスリッパを開発した。「文字通り、地に足がついた開発」と地元のスリッパ業者も研究成果に関心を寄せ、製品化を検討している。

開発したスリッパには、親指と人さし指、薬指と小指の２カ所に弾力性がある「ＥＶＡ」というビニール素材の仕切りを入れた。窮屈だった親指と小指の動きに余裕を持たせる構造にした。

症状のある人を対象にした実験では、最初のうち違和感を訴えていたが、１週間で「心地よい」などの感想が寄せられた。２週間後には親指と小指までの幅が、それまでより３ミリ広がる変化がみられたという。

出典・詳細
http://www.asahi.com/life/update/0423/005.html