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March 31, 2007
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カテゴリ:車・ITS
ITSの車車間通信用にUHF帯の中から10MHzを確保し,出会い頭による衝突事故防止対策に利用できる見通しになった。2007年3月28日に開催された総務省の情報通信審議会 電気通信技術審議会 電波有効利用方策委員会のVHF/UHF帯電波有効利用作業班の審議でほぼ固まった。

3月28日に開催された作業班の第6回会合では,UHF共用検討グループによる検討結果が報告された。それによると,「情報通信審議会は700MHz帯と900MHz帯は対で利用することが望ましいと報告」「900MHz帯は再編の過程ではあるがRFIDで利用できない周波数がある」などの事情から10MHz分の帯域はITSの利用の可能性がある,とした。

 一方,ITSグループは,出会い頭の衝突事故,一般道での事故にフォーカスすることで,車車間通信の所要帯域を再計算して報告した。それによると,通信エリアを車両前方と側方,後方(追突事故のみ)に限定した結果,所要伝送速度は,6Mビット/秒であり,変調方式にQPSK(符号化率1/2)を想定したときの周波数利用効率が0.6ビット/秒/Hzであることから,必要な帯域幅は10.0MHzと算出した。この再計算では,適用上限速度を時速60~90kmとしていたものを60kmに見直している。さらには,前方重視の送信アンテナ指向性の導入などを前提としている。

 UHF共用検討グループによる検討では,まだ仕様の詳細が確定したわけではない。また,作業班の審議自体も,3月30日の電波有効利用方策委員会に報告されるものであり,まだ確定したわけではない。しかし,関係者が一同に介した今日の作業班の審議でも異論は出ず,UHF帯の配分については,かなり方向性が固まったと言えそうだ。
出典:http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070328/129701/
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/joho_tsusin/denpa_riyou/denpa_riyou.html

 






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最終更新日  March 31, 2007 09:03:49 AM
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