テーマ:モバイルよもやま(4414)
カテゴリ:自然・その他
DVD戦争の記事があったので抜粋する。もう少し早く経営者が決断すべきだったのでは,と思わずにはいられない。
今回の次世代DVDの規格争いは事前に回避すべきだった,と心から思う。この規格争いは,消費者のみならず,光ディスクの開発に関わる技術者にも多大な不幸をもたらしたと思うからだ。 次世代DVDの開発競争が本格化したのは,今から10年以上前の1997年,日亜化学工業の中村修二氏らが「青紫色レーザ」に実用化のメドをつけたころである。光ディスクの技術者にとって,波長410nm付近で発振する青紫色レーザは「究極の光源」だった。波長が380nm以下の紫外光になると,プラスチックやガラスの透明度が低下し,光学素子として使えなくなる。このため,青紫色レーザを使った光ディスク規格は,民生用光ディスク最後の規格と目されていた。 この当時の光ディスクの技術者には,光ディスク技術の発展を担う同志として,会社を越えた連帯感があったという。長年にわたる学会活動や規格化作業を通じ,技術者同士の気心は知れていた。「最後の民生用光ディスクとして,最先端の技術を投入した究極の光ディスクを世に送り出したい--」。これまでCD,DVDと光ディスクの発展に寄与した技術者たちの思いは,いやがおうにも高まった。 この高揚感に水を差したのが,規格化団体の正当性という政治的要因に端を発した,次世代DVD規格の分裂だった。2002年以降,各陣営は映画会社の支持を取り付けるため,互いが互いの技術を非難しあう「舌戦」をヒートアップさせた。光ディスク学会に参加した技術者からは「異なる陣営の技術者とは顔を合わせづらくなった」「一方の陣営の発表には,同じ陣営の技術者からしか質問が出なかった。両陣営の間で技術の交流が途絶えてしまった」という嘆きの声が聞こえた。 続きは下記httpで: お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
February 21, 2008 12:18:17 PM
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