テーマ:モバイルよもやま(4414)
カテゴリ:携帯電話・モバイル
契約者数が7億人を突破し、年間2億台以上の端末が売れる中国の携帯電話市場。日本メーカーではかつてNECやパナソニックが撤退した経緯があるが、09年秋には第3世代(3G)サービスが出そろい、今後も年間10%以上の成長が見込まれている。今回は2008年6月に本格進出して成果を出し始めたシャープの中国事業にスポットを当ててみた。
シャープはこれまでに中国市場で13機種を投入している。なかでも人気なのは「AQUOSケータイ」だ。09年は中国のハイエンドゾーン(4000~5000元、日本円では5万2000~6万5000円程度)で、17週連続でシェア1位を獲得する実績を上げた。 日本のワンセグにあたる携帯端末向けのデジタルテレビ放送は、中国ではまだ北京周辺で試験的に始まった段階にとどまり、AQUOSケータイではこれも視聴できない。つまり、中国ではテレビ放送を見るためにAQUOSケータイを購入しているユーザーは皆無なのだ。では、なぜ人気なのか。 「やはり日本で売られているというブランド力が購入動機にあるようだ。上海などの沿岸部の消費者はネットなどで世界中の情報を熱心に収集していて、日本の電化製品に関する情報にも詳しい。日本のハイエンドケータイへのあこがれで、AQUOSケータイが選ばれている」(シャープパーソナルソリューション事業推進本部の今矢明彦本部長)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
January 29, 2010 08:03:18 AM
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