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カテゴリ:自然・その他
宇宙航空研究開発機構は7日、金星探査機「あかつき」が、機体が回転する「セーフホールドモード」の状態に入っていると発表した。
低速度の通信は維持できており、同機構はデータを解析中。探査機が金星の周回軌道に入れたかどうかは、8日午前にも判明する見通しだ。 同モードは、機体に異常が生じた際に、事態が悪化しないよう回転して探査機の方向を安定させ、太陽電池パネルによる発電量を最低限確保する仕組み。回転に伴い、アンテナから出る電波が10分周期で強弱を繰り返しているという。同機構の中村正人教授は「データを見る限り、特に壊れた点があるとは思っていない」と話している。 あかつきは、〈1〉あらゆる方向と通信できるが、送信量の少ない「低利得アンテナ」〈2〉ごく限られた方向としか通信できないが、大容量の「高利得アンテナ」〈3〉その中間の「中利得アンテナ」--の3種類を搭載している。計画では、同日朝に金星の周回軌道に入った後、中利得アンテナで地上と通信を行い、さらに高利得へ切り替えるはずだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
December 8, 2010 09:45:46 AM
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