テーマ:モバイルよもやま(4414)
カテゴリ:携帯電話・モバイル
1997年に創業したHTCは、電子機器の受注製造メーカーとして大手メーカーや通信事業者などから仕事を受けていた。世界初の手のひらサイズパソコンや、米マイクロソフトの「Pocket PC」「Windows Mobile」製品を次々に製造。受注先を徐々に広げていった。
台湾メーカーであるHTCが世界に進出し、スマホの販売台数トップ5にまで上り詰めた背景には、メーカーとしての開発能力だけでなく、CEOであるチョウ氏の「人柄」によるところも大きい。 マイクロソフトとはWindows Mobileのころから強い関係を築いていた。マイクロソフトの携帯電話関係の記者会見では、必ずといっていいほど最前列にチョウ氏の姿があり、親しげにスティーブ・バルマーCEOと話している様子がよく見られた。一方でスマホ用OS「Android(アンドロイド)」の初号機(Tモバイル G1)を開発、製造したことで米グーグルとも親密な関係にある。携帯電話やスマホ向けチップセットで絶大な影響力を持つ米クアルコムのポール・ジェイコブス会長兼CEOとも仲がいい。チョウ氏は、IT業界で影響力のあるキーパーソンとの人脈が幅広いのだ。 グーグルでアンドロイドを統括するアンディ・ルービン氏は、チョウ氏について、こう語る。「HTCは初めてアンドロイド端末を製造したメーカーであり、素晴らしいパートナーだ。チョウ氏とは友人でもあり、我々に絶大な信頼を寄せてくれている。彼らと関係を持つようになったのは、まだアンドロイド計画の初期段階のころ。私はホワイトボードに自分のビジョンを描いて見せただけなのに、彼はそれに賛同して多大な投資をしてくれた」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
April 27, 2012 09:03:08 PM
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