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May 21, 2012
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太陽誘電は無線部品や圧電薄膜共振器(FBAR)の開発に注力し、高周波部品などの複合デバイスで前期比24%増となる570億円の売り上げを見込む。綿貫英治社長は「スマートフォンがLTEを採用するに伴い、FBARの必要性が高まっている」と指摘。

 東光は電源回路向けの超小型コイルの需給ひっ迫を受け、ベトナム工場にラインを増設し生産能力増強を急ぐ。4月末に比べると約7000万個(約60%)の増産となり、受注拡大に対応。村田製作所も通信向けデバイスは個数や単価の高い製品が売れるとし、収益拡大のけん引役とみる。

 スマートフォンの普及に伴って大量のデータを保存するサーバ向けの部品も好調になりそう。日本電産はハードディスク駆動装置(HDD)用の小型精密モーターが過去最高の出荷量になる見通し。永守重信社長は「(HDD生産は)一部の部品が足りないため滞っている。だが、需要が弱いわけではない。夏場には正常化する」という。TDKも磁気ヘッドの収益改善を見込む。

 ただ、海外勢も含めた受注競争の激化は必至。各社とも「開発技術だけでなく、コスト技術や生産技術も重要」(日本電産)との意識を強め、自動機の導入や材料の現地調達を進めており、コスト競争力の向上を図る。
出典:http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK201205210012.html






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最終更新日  May 21, 2012 08:29:51 PM
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