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カテゴリ:ユビキタス
富士通の山本正已社長は25日、横浜市内で開いた株主総会でスパーコンピューター「京(けい)」の次世代機の開発に着手していることを明らかにした。山本社長は「常に世界一を狙ってスパコンを開発しており、近年中に1位を奪回できると思う」と語った。
京は理化学研究所と共同開発中で、毎秒約1京(京は1兆の1万倍)回の計算ができる。世界の性能ランキングで昨年首位に立ったが、18日発表の最新ランキングで米IBMのスパコンに抜かれ、2位となった。 富士通は京の一部を構成するコンピューターの速度を上げる方針だ。日本や海外の研究機関が世界一のスパコンを求めた場合、数百台を連結して納入すれば原理上は世界最速を実現できる見込みだ。 京の後継スパコンをどうするか、国の方向性はまだ定まっていない。文部科学省などが議論しているが、結論が出るのは早くて来年の見通し。京を大幅に上回る計算能力を目指すのか、それとも利用者の使い勝手をよくした仕様にするのかなど、設計の詳細が決まるのはこれからだ。 2020年ごろの完成を目指し、計算速度を京の100倍にする構想も出ているが、開発費は2千億~3千億円超ともいわれている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
June 25, 2012 05:56:57 PM
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