テーマ:モバイルよもやま(4413)
カテゴリ:携帯電話・モバイル
ソフトバンク子会社で米携帯電話3位スプリントは21日、月額60ドル(約6200円)で音声通話とデータ通信が使い放題になる「定額プラン」を投入すると発表した。同様のサービスでは業界最安値となる。料金プランの実質値下げに踏み切るのは、週内で2度目。同日には4位のTモバイルUSも対抗策を打ち出している。買収交渉の白紙化を受け、2社の利用者争奪戦が激しさを増している。
スプリントが新たに導入する定額プランは、Tモバイルの類似プランよりも月20ドル割安になるという。同業首位ベライゾン・ワイヤレスと2位AT&Tは、2011年から順次、課金方式をデータ通信が無制限で使える「定額制」から通信量に応じた「従量制」に切り替えている。スプリントは定額プランを導入しているTモバイルよりも価格を低く抑えた。 スプリントは18日、20ギガ(ギガは10億)バイトのデータ通信を最大10回線で共同利用できる家族向けの料金プランを発表した。新規契約者には月額料金100ドルで提供する。「上位2社の同様のプランより約60ドル安く、Tモバイルの同額プランよりも通信量が2倍ある」と説明したが、業界アナリストなどの間では「割安感が分かりにくい」との批判が出ていた。今回より単純な料金体系を導入した背景には、批判への対応もありそうだ。 Tモバイルも対抗策を打ち出した。既存の契約者が他社からの乗り換えを希望する顧客を紹介すれば、双方の顧客にデータ無制限プランを追加料金なしで提供する販促活動を始めることを21日に発表した。 米携帯市場では、スマートフォン(スマホ)やタブレット(多機能携帯端末)の普及を追い風に、大手4社のうち3社が契約者数を増やし続ける中、スプリントだけ利用者が減っている。11日に就任したスプリントのマルセロ・クラウレ新最高経営責任者(CEO)は、値引きによる契約者増を経営戦略の最優先事項に挙げている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
August 25, 2014 09:29:00 PM
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