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カテゴリ:自然・その他
楽器メーカーや住宅メーカーの間で、楽器の演奏時に発生する音や振動を軽減する部材をはじめとした、“防音・防振”ビジネスが活発化している。定年退職などを機に、若い頃趣味にしていた音楽活動に再び取り組む動きが増えており、団塊世代を中心に関連市場が拡大するとみられている。
ローランドは、床の上に敷く電子ドラム用の防振ボードを商品化。防振・防音建材を手がける大建工業と連携を進めながらの販売活動に乗り出した。新製品「ノイズ・イーター・ベース『NE-100B』」は、グラスウールと木質ボード、カーペットを組み合わせたもので、電子ドラムと床の間に敷いて使用。ペダルを踏み込んだ際に発生する振動を半分以下に低減する役割を果たす。 電子ドラムの需要は9割以上が自宅の練習向け。防振対策が難しいことなどを理由に「ここ数年は足踏み状態」(ローランドRJSカンパニーの山村喜央・営業推進部長)だったが、「NE-100B」の投入で攻勢をかける。 大和ハウス工業は本格的な防音室を併設した戸建て住宅「奏でる家」を展開している。 今年に入って、東京・新宿の展示場にモデルハウスを設置したところ、仙台や名古屋から新宿のモデルハウスまで足を運んだ上で購入する客も多く、売り上げ増に寄与しているという。 団塊世代の間では音楽演奏だけでなく「防音室を設置してホームシアターを楽しもうという層も、じわじわと増えている」(大建工業の井上直人・エコ音響製品部サウンドセンター長)という。動画サイトに楽器演奏を投稿する利用者の需要も増えており、防音・防振ビジネスは今後活発化するとみられる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
August 14, 2015 07:54:48 AM
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