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October 6, 2015
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カテゴリ:自然・その他
感染症の研究で多くの人々の健康を守った日本の研究者が、科学界で最高の栄誉に輝いた。ノーベル生理学・医学賞受賞が決まった大村智・北里大学特別栄誉教授(80)。「科学者は人のために」を信条とする微生物化学の第一人者は、美術にも造詣が深い多才の人。日本人のノーベル賞受賞は2年連続で、関係者からは惜しみない賛辞と祝福が贈られた。

「科学者は人のためにやることが大事という精神でやってきた」。ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった大村氏は5日午後、北里大学で記者会見し、喜びとともに研究に対する思いを語った。 朗報から約2時間。午後8時半すぎに大村氏が会見場に現れると、学生らが大きな拍手で迎えた。終始笑みを浮かべながら、謙虚な言葉で喜びを語った。「人のため」の信念は、子供のころの祖母の言葉が根底にある。「人のためになることを考えなさい」と繰り返し教えられたといい、「研究の分かれ道にくると(祖母の言葉で)判断している」と明かした。

 「人と同じ事をやってもダメ」。自身の研究についても「やったことはだいたい失敗してきた。でも、びっくりするくらいうまくいくときがある。それを味わうと何回失敗しても怖くない」と話し、学生らに「1、2回の失敗はどうってことないよと言いたい」とエールを送った。 15、16年前に妻の文子さんを亡くした。「心で(受賞決定を)家内に報告した。研究者として一番大変な時に支えてくれた」。家族思いの顔をのぞかせた。

 研究者仲間や教え子からは祝福とともに、真摯な研究態度をたたえる声があがった。大村氏とともに教授室で発表を待った広瀬友靖准教授は「大村先生は大御所ながら教え子にも気さくに接してくれ、親しみやすい人柄。周囲は毎年『今年こそは』と思ってきた。喜びは大きい」と興奮気味。

 ライブ中継で大村氏の名前が読み上げられた瞬間、その場にいた同僚から「おめでとうございます!」と拍手と歓声が上がり、大村氏は「みなさんのおかげで受賞できた」と笑顔で応えたという。大村氏と約20年間の交流がある塩見和朗教授は「学生時代にスキー競技で全国大会に出場した実力者。そうしたパワーが研究にも生かされてきた」と振り返る。薬学部の石井邦雄教授は「いずれ取るとは思っていたが、驚いた」と感無量の様子。大村氏について「言いたいことをハッキリと言う真っすぐな性格で、研究もどこまでも突き詰めてやる」と評した。

 受賞の一報を受け、大学キャンパス内は祝福ムード一色。薬学研究科に所属する男子大学院生(22)は「大村先生の研究成果は授業でも出てくる。雲の上の人で、同じ大学で勉強できることが誇らしい」と声を弾ませた。

 母校、山梨大学でも島田真路学長らが急きょ記者会見。同大出身では初のノーベル賞受賞者で、大学関係者の喜びも大きい。親交がある早川正幸副学長は「いつもスプーンやショベルを持っていて土を採取し、役に立つ微生物がいないか探している。富士山の見える場所には良い微生物がいると言っていた」と話した。
出典:http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG05HBB_V01C15A0CC1000/?dg=1
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/151005/cpc1510051855002-n1.htm






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最終更新日  October 6, 2015 05:48:06 AM
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