カテゴリ:ユビキタス
次世代通信規格「第5世代(5G)」が年内にも固まり2020年から商用サービスが本格的に始まる。携帯電話がデジタル化されてから四半世紀、スマートフォン(スマホ)の登場などで通信は便利になった。だが、5Gはさらなる進化を遂げる。あらゆるモノがネットにつながる「IoT」を普及させ、医療などでも革新を生む。21世紀の暮らしを変貌させる起爆剤となりそうだ。
現在主流の第4世代(4G)では通信が始まるまでの遅れの時間が0.01秒だ。5Gはわずか0.001秒と、4Gと比べれば10分の1になる。 自動運転では車どうしがデータを瞬時にやりとりし、衝突などを避けられたり、障害物の存在を瞬時に後ろを走る車に伝えたりできる。世界の自動車大手や米IT大手などが実用化でしのぎを削る自動運転には5Gのネットワークが役立つ。 5Gは超高速・大容量の通信性能も飛躍的に高まる。4Gと比べて一挙に20倍の最大20ギガビットになる。これはハイビジョン映像で通常2時間程度の映画であれば1.5秒でダウンロードできる。4Gで本格化した動画配信サービスが世界で一挙に拡大し、VR(仮想現実)を使った新たなコンテンツの提供などメディアビジネスを大きく変えそうだ。 3つ目の特徴は1つの通信基地局から同時に接続できる端末の数が1平方キロメートル当たり100万に増えることだ。これも4Gと比べて10倍だ。産業機器などあらゆる設備がお互いに情報をやりとりするIoTで欠かせない技術で、スマホを使い外出先でドアから家電まで様々な製品を確認したり、制御したりできるようになる。 出典:http://www.nikkei.com/article/DGXKZO15455150Y7A410C1X11000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
April 26, 2017 10:20:11 AM
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