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カテゴリ:BOOK
PHPスペシャルという本(月刊誌)について。 文庫本ほど小さくもなく、ハガキをふたまわりほど大きくしたかんじの 手に取りやすく読みやすい本。 読みやすさはサイズに限らず、中身もすんなり読みやすい。 男性も読めないこともないと思うが、女性向けの本である。 本屋さんだけでなく、コンビニでもよく見かける。 わたしは以前からこの本のファンだった 人生において、何かを気づかせてくれたり、導いてくれる・・・ そんなかんじの本。 自分磨きの本とも言える
昨日読み終えたのがコレ
この前買った(ブログでも紹介させていただいた)斉藤茂太さんの本は 説教じみていて、わたしには合わなかったが、 PHPスペシャルは素直~~~に読めてしまうから、 フ・シ・ギ
今月号(2月新春号)でいちばん印象的だったのは、 歌手の川嶋あいさんの記事。 (一部抜粋) 一瞬、心許なさを感じさせるほど繊細な歌声。しかし聴けば聴くほど、 大地に根を張る生命力がしっかりと伝わってくる。 「天命は変えられないけど、運命は自分で変えることができます。」 21歳の若さながら、揺るぎのない口調で言い切れるのは、 自ら「壮絶」と語る人生を生き抜き、時に切り拓いてきたからだろうか。
物心ついた頃は、温和な父と豪胆で明るい母から あふれんばかりの愛情を注がれる、幸福な子どもだった。 人見知りが激しい娘を心配し、母は音楽教室に連れて行く。 それが、川嶋さんと音楽との出合いだった。 しかし10歳の時に父が亡くなる。見る見るうちに苦しくなる生活。 追い討ちをかけるように、12歳の時、自分が養護施設からの養女だったと知った。 あまりにも重い事実。受け止めきれずに、これまでの愛情を疑い 反発する娘に母は言った。 「血はつながっていないけど、私はあいを世界一、愛しているから。」と。 「その言葉どおり、母は命をかけて私を愛し、歌という贈り物をくれたんです。」 ~ 省略 ~ ついには事務所を解雇―。心が卑屈な思いにとらわれた。 クラスメートたちの華やかな話題に入っていけない。方言が抜けない。 そして、3歳まで養護施設で育ったこと。 自分を肯定できるものが何一つなく、殻に閉じこもった。
殻を破るきっかけは、最後の賭として始めた路上ライブだった。 最初はラジカセとマイクだけ。誰も立ち止まってくれない。 惨めさに押しつぶされそうになりながら、成功を信じて待つ母を想い、歌った。 路上ライブ1000回、という目標を定め渋谷へ通う。 そんな川嶋さんに「協力するよ。」と声をかけてきたのが、 現在も一緒に仕事をするスタッフたちである。 ようやく光が見えてきた。 と、思った矢先、仕送りしながら励まし続けてくれた母が急死する。 天涯孤独という言葉が心を刺し、「私のせいで命を縮めたんだ。」と自分を責めた。
21歳という若さで経験してきた数々の試練。 それは自分では選べない「天命」だと川嶋さんは言う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.02.01 19:20:28
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